全国初の大学単位認定型金融教育動画コンテストが山梨で開催！

金融教育の未来を切り拓く「第3回FESコンテスト®」

2025年、山梨県で開催される「第3回FESコンテスト®」は、全国で初めての試みとして「大学単位認定型」の地域連携型金融教育動画コンテストです。このコンテストは、一般社団法人日本金融教育支援機構によって企画され、参加する中高生が金融教育を学ぶと同時に、金融リテラシーを育成することを目的としています。

地域金融機関との協力で実現

このコンテストには、山梨県内の全地域金融機関が協力をしており、株式会社山梨中央銀行や甲府信用金庫、山梨信用金庫、山梨県民信用組合、都留信用組合といった金融機関がパートナーとして名を連ねています。地域の大学生が主体となってコンテストを運営するため、若者たちが実践的な金融教育を受ける機会が提供されることになります。

新しい教育モデル「FESコンテスト」

「FESコンテスト」は、金融教育を自らの課題として捉え、大学生が中心となって企画・運営を行い、中高生が主体となって1分間の動画を制作します。この動画制作には、「お金の8つの力」をテーマにした探究学習が組み込まれており、学生たちが地域のフィールドワークを通じて学んだことを表現することが要求されます。

重視される金融教育の重要性

近年のキャッシュレス社会の進展や金融商品の多様化により、金融に関する正しい知識と判断力がますます重要になっています。そこで、山梨県の長崎幸太郎知事からも応援のメッセージが寄せられ、このコンテストが未来の人材育成に大きく寄与することが期待されています。

地域活性化と連携を推進する新たなモデル

地域連携の新たな試みを評価し、山梨県の地域特性や大学生、企業、行政の協力体制が、今回のコンテスト実現の重要な要素となっています。また、金融機関との連携を通じて、実務家が学生たちの学びに寄与する形も注目されています。

ワークショップと地域密着の総合教育

コンテストに先立ち、2025年8月にはワークショップ「FESコンテストへの道 in 山梨」が開催され、参加者は動画制作のヒントを得ることができます。これは、ただの動画コンテストではなく、地域全体で金融教育を促進し、若者たちが主体的に学び合う場を提供することに意味があります。

地区大会の意義と今後

「FESコンテスト」では受賞作品が全国大会の審査対象にもなるため、地域大会は単なる予選ではなく、それぞれの地域の特性を活かした独自の大会となります。表彰式も地元で行われ、参加者の努力や成長がしっかりと評価されます。

このように、山梨県で開催される「第3回FESコンテスト」は、金融教育の新しい形を全国に広めるための重要なステップとなっています。地域全体で未来を見据えた取り組みを進めることが、次世代への大きなラストを築くことにつながるでしょう。