次世代CO₂回収技術
2026-04-16 12:36:50

KOBELCOとAtomis、長瀬産業が手掛ける次世代CO₂回収技術の実証に成功

KOBELCOとAtomis、長瀬産業の共創によるCO₂回収技術の進展



近年、環境への配慮があらゆる産業で求められる中、株式会社神戸製鋼所、株式会社Atomis、長瀬産業株式会社の3社が共同で開発した多孔性金属錯体(MOF)を利用したCO₂回収技術が、新たなステージに進もうとしています。この技術は、2025年ノーベル化学賞を受賞することが予測されている分野であり、国内だけでなく国際的にも注目を集めています。

日量30kg規模の実証に成功



このたび、3社による実証試験が行われ、日量30kgのCO₂を回収する装置が成功裏に稼働しました。神戸製鋼の高砂製作所にて行われたこの実証実験では、都市ガス燃焼による排ガスからCO₂を選択的に抽出する能力を検証しました。既存のCO₂回収技術では、前処理が必要であったためコストや設備の規模が課題でしたが、MOFを用いた新技術ではその課題をクリアしています。

この技術の重要な特徴は、CO₂を特異的に吸着できるMOFを搭載している点です。従来の技術に比べて、前処理工程が簡略化されたことで設備の小型化や省エネルギー化が実現。一方で、排ガス中のCO₂濃度が低い場合にも効果を発揮するため、幅広い工場に適用可能となっています。

トン規模の実証試験の実施へ



今回の成功を受け、3社は今後トン単位のCO₂回収の実証試験の計画を進めることを発表しました。これは日本初となる試みであり、大規模な環境負荷軽減に寄与する可能性を秘めています。具体的なスケジュールとしては、2026年度からの本格的な実験を視野に入れています。

カーボンニュートラル社会の実現に向けて



回収したCO₂は、再利用されることが期待されています。例えば、ドライアイスとして販売したり、国内の産業で循環利用される実用化が目指されています。この取り組みは、ただの環境対策に留まらず、新たなビジネスチャンスとしても重要な意味を持ちます。特に、従来は海外から調達していたCO₂を国内で循環させることで、経済的価値の創出とともに環境負荷の軽減も同時に実現できるのです。

企業の役割



今回のプロジェクトには、科学顧問として京都大学の北川進教授が関与しており、実証試験にはそれぞれの企業が持つ専門性が活かされています。AtomisはMOFの開発、神戸製鋼がCO₂回収装置の設計、長瀬産業がマーケティングや実証フローの構築を担当しています。このチームワークが、挑戦的な課題に対する解決策を生み出し、インフラの負担軽減とともに、新たな市場を開拓するカギとなるでしょう。

未来への道筋



これからも3社は実用化・事業化へ向けた取り組みを加速し、脱炭素社会の実現に貢献していく見込みです。この新技術が促進する持続可能な未来の姿に期待が高まります。これにより、日本の産業がより環境に優しい方向へ進むことが期待され、地球環境の保護にも資する取り組みとなるでしょう。さらには、環境政策の観点からも、このプロジェクトがもたらす影響に注目が集まります。

最後に、神戸製鋼、Atomis、長瀬産業の3社の協力により、未来の環境技術がどのように進化していくのか注視していきたいと思います。


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