Schooとmusuhiの包括的業務提携の意義
この度、株式会社Schooと株式会社musuhiが結んだ業務提携は、地域課題解決を目的としたものであり、両社の強みを相互に活かすことで新たな展開が期待されています。
業務提携の背景
日本全体で進行している少子高齢化や都市への人材流出といった社会課題は、地域の労働力不足や人材の循環を阻害する要因となっています。そんな状況を受けて、Schooは早くも2015年から地域創生事業を推進。これまでに76の自治体と連携してオンライン教育を通じた人材育成に取り組んできました。2025年からは移住転職コミュニティ「LoLLL」を展開し、地域共創型人材育成サービス「Schoo Mesh」も控えています。これにより、地域の格差を解消し、多様な挑戦を可能にする仕組みを構築しています。
これらの取り組みを一層強化するために、地域密着のmusuhiとの提携が選ばれたのです。musuhiは、鹿児島県を中心に育成・定着のサポートをしてきた企業であり、地域に根ざした知見を持つ存在です。この相互補完の関係は、Schooが掲げる「誰もが挑戦できる社会を作る」というビジョンを達成するために重要なステップとなります。
今後の展開と取り組み
この業務提携を通じて、最初の施策としてmusuhiとの連携による「LoLLL」での人材紹介サービスを開始します。また、地域共創型の人材育成サービス「Schoo Mesh」の導入を促進し、地域住民や企業が気軽に学びやすい環境を整えていく考えです。さらに、法人向け研修「Schoo for Business」を共同展開することで、地域の人材育成やキャリア開発も支援します。
リージョナルパートナー提携とは
今回の提携は、「リージョナルパートナー提携」と位置づけられ、地域に根差した企業と連携して社会課題を解決し、新たな事例を生み出すことを目的としています。Schooの教育ノウハウとmusuhiの地域特化型の強みを掛け合わせることで、多様な課題への持続的な解決策を提供していく予定です。
特にmusuhiが運営する「戦略人事の郷中塾」や「薩摩の人事部」との協力も期待されており、地域企業にとってハードルが高い人材育成への投資を効率化する新しいモデルを作る方針にあります。この連携によって、都市部の人材と鹿児島の企業との間に新たなつながりを作ることも目指されています。
両社の代表者のコメント
musuhiの代表、野崎恭平氏は提携の喜びを語りつつ、プログラムとの連携による新しい人材育成モデルの創出を期待しています。一方、Schooの森健志郎代表も、地域の方々との対話を通じて得られる知見を活かし、持続可能な価値創造に努めたいとの発言をしています。
最後に
この協力によって、鹿児島という地域から全国に向けた教育と働き方の新たなモデルが生まれることが期待されています。今後の展開に注目です。両社は、この新たなチャレンジを通じて、地域の人材育成をリードし、持続可能な社会の実現に向けて邁進していくことでしょう。