AIとIoTで農業を変える!スタンダード・リンクがフィリピン大学と連携
スタンダード・リンク株式会社は、フィリピンのパンパンガ州立農業大学(PSAU)と、AIおよびIoT技術を活用した農業関連事業における包括的な共同活動に関する基本合意書を締結しました。
PSAUは、約400ヘクタールの研究農園を有し、7,000人以上の学生が学ぶ、フィリピンを代表する農業大学です。同大学は、農業研究に加え、情報処理や土木技術など幅広い分野の教育を行っています。
今回の合意に基づき、両者は以下の分野で協力していきます。
- - 土壌に関する研究開発(R&D)プロジェクト
- - R&D活動の成果に基づく普及およびトレーニングプロジェクト
- - アグロエコツーリズム、食糧安全保障、持続可能な農業システム
- - エネルギー生成細菌に関する最新技術の導入
- - 農業における人工知能の活用
- - 職員研修および学生インターンシップ
- - 科学情報および資料の交換
- - 相互に合意したその他の協力
AIとIoT技術を活用した精密農業で生産性向上
特に注目すべきは、AIおよびIoT技術を活用した精密農業の推進です。作物の生育状況をリアルタイムでモニタリングし、自動化された農業プロセスを導入することで、農業生産性の向上を目指します。これにより、PSAUの研究施設や地域の農家との連携を強化し、地域社会全体の農業技術の向上を目指します。
自然エネルギー研究で環境問題にも貢献
また、世界的なエネルギー問題への対応として、自然エネルギーの研究開発および導入も推進します。環境にやさしいエネルギーソリューションを提供し、CO2削減に寄与するとともに、地域社会での雇用創出を目指します。
地域住民との連携で持続可能な発展を追求
さらに、スタンダード・リンク株式会社は、フィリピン先住民であるAeta族の広大な土地を活用し、バイオ燃料製造のための最適な植物の選定や効率的なプランテーションのための土壌改良などの共同活動を推進します。これにより、地域の雇用創出と持続可能な発展を図ります。
専門子会社が包括的なサポートを提供
今回の協力には、スタンダード・リンク株式会社の子会社であるエーイーエスラボ(AES Lab)が重要な役割を果たします。AES Labは、環境科学や農業に関わる先端技術の開発およびコンサルティングにおいて広範な専門知識を提供し、持続可能な農業システムの実現に向けた包括的なサポートを行います。
未来の農業を担う人材育成にも貢献
スタンダード・リンク株式会社は、AIとIoTを活用することで、作物の成長を詳細に監視し、効率的な資源管理を実現し、将来的には持続可能な農業モデルを構築することを目指しています。PSAUとの協力により、農業技術の革新と地域経済の活性化を推進し、未来の農業プロフェッショナルの育成にも貢献していきます。
企業情報
スタンダード・リンク株式会社
- - 本社所在地:東京都千代田区岩本町2-9-9 TSビル2階
- - 代表取締役:大久保 俊一
- - 事業内容:映像解析AIプラットフォームの開発、及びコンサルティング
- - 設立: 2022年2月
- - HP:https://standard-link.jp/
パンパンガ州立農業大学
- - 所在地:Magalang, Pampanga 2011, Philippines
- - HP:https://psau.edu.ph/