Neuromationの日本進出
2018-04-02 15:49:15
AIと仮想通貨の融合 – エストニアのNeuromationが日本進出を目指す
エストニアのAI企業Neuromation、注目の日本進出
エストニアを拠点とするAI関連企業、Neuromationは日本市場への進出を視野に入れ、アメリカ、イスラエル、ウクライナから主要メンバーを招致しました。同社のプラットフォームはAIを育成するための革新的なシステムを提供しており、最近のICO(新規コイン公開)ではわずか8時間で60億円を達成しています。この背景には、AIの普及と仮想通貨の急成長があります。
Neuromation Platformとは?
Neuromationが展開する「Neuromation Platform」は、ブロックチェーン技術を活用したAIモデル開発のためのプラットフォームです。ユーザーはAIモデルに必要なコンポーネントを提供したり購入したりでき、AI導入を希望する企業はこのプラットフォームを通じてサービスを依頼し、技術者にはNeurotokens(NTK)で報酬を支払う仕組みが整っています。このプロセスは透明性があり、取引における不正が行われるリスクを低減します。
AIは今や多くの業界で活用されることが求められており、その中で重要なのは、適切なデータを効率的に提供することです。特にディープラーニングにおいては、大量の非構造的データを「ラベル付き」データに変換する作業が求められます。Neuromationは、このプラットフォームを通じてAI開発に関する供給と需要の新たなバランスを生み出すことを目指しています。
日本市場への戦略
2018年1月のICOでNeuromationは非常に高い反響を受け、その資金はイーサリアムやビットコインなどの仮想通貨を通じて調達されました。その結果、89カ国からの参加があり、日本からの登録が特に多いことが確認されています。日本はNeuromationにとって大きな市場であり、その認識のもと、日本語版のホワイトペーパーを整備し、日本でのパートナーシップを探る活動を開始しています。
特に小売業界や医療、教育分野におけるAIの導入を目指して、日本企業との協業を進める計画です。AI・人工知能EXPOへの参加も決定しており、業界特有の課題を浮き彫りにすることを目指しています。さらに、日本国内での拠点設立も視野に入れ、潜在的なパートナー企業との情報交換を図っています。
まとめ
Neuromationは、AIと仮想通貨の融合を通じて、新たなデジタルエコシステムを構築しようとしています。日本市場においてもそのビジョンを実現するため、日本企業との連携を強化し、インフラの整備に取り組む姿勢を見せています。この新たな動きが今後のAI業界にどのような影響を及ぼすのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
Neuromation
- 住所
- Kai 1-5M, Tallinn city, Harju county,Estonia
- 電話番号
-