京都の風景を香りで体感——記憶をつなぐ特別なフレグランス

京の情景を五感で感じるフレグランス

京都の街を香りで表現するオーダーメイドフレグランス専門店、株式会社フレグランスプロジェクトの「MY ONLY FRAGRANCE」は、京都市内の全6店舗で特別なフレグランスを販売しています。この度、人気の5種の香りの背景や想いが初めて公開されました。これらの香りは、店舗でお客様と向き合うフレグランスアドバイザーが、実際の街の情景や空気を感じながら、丁寧に調合したものです。香りは記憶や感情と深く結びつくものであり、訪れた場所の思い出を呼び覚ます、まさに“こころの鍵”のような役割を果たします。

フレグランスの開発秘話

「出会った香りを通して、京都の風景やその時の気持ちを思い出してもらえたら嬉しい」という思いを持って調合された5つの香り。これらは、違った景観や季節感を感じさせる特別なラインナップです。透明感があり、深みのある香りの数々は、ただ香るだけでなく、思い出を呼び起こす力を持っています。

5種の香りの詳細

古都（Koto）

清水寺へと続く静かな住宅街をイメージして調合。透明感のあるフローラルと、ウッディな深みが混ざる香り。京都の朝を感じさせ、ふと心を整えてくれる香りです。

雅（Miyabi）

祇園の夜に舞妓さんがすれ違う瞬間を表現。華やかなフローラルの中に、大人の色気を感じるタバコの香りを加えた特別な香りは、艶やかさと余韻が感じられます。

青嵐（Seiran）

真夏の嵐山の竹林を吹き抜ける風のように、清々しさと重さを同時に感じられる香りに仕上がっています。グリーンノートとシトラスで、まるで自然そのものを感じることができます。

朱雀（Suzaku）

伏見稲荷の千本鳥居をイメージし、雨上がりの土や濡れた木、青々とした草の香りを再現。アーシーでしっとりとした香りが、静かで穏やかな京都の情景を思い出させます。

神楽（Kagura）

お寺の本堂に足を踏み入れた瞬間の静けさを、畳や木の香りで表現。穏やかな中にも神聖な雰囲気を持ち、心が落ち着く香りが特徴です。

「古都」と「青嵐」の人気

このフレグランスシリーズの中で、特に人気の高い「古都」と「青嵐」。特に「古都」は、清水寺への朝の道筋を感じさせ、穏やかな気持ちにさせてくれます。「青嵐」は嵐山の竹林をテーマにした香りで、蒸し暑さの中に一瞬の清涼感を提供します。これらは多くの人々に愛され続け、販売数の約27%に達する人気商品となっています。