MRTとLea Bioが手を携え、東南アジアの医療改革に挑む

新たな資本提携に向けた背景

Lea Bio株式会社は、2025年4月23日に臨時株主総会を開き、MRT株式会社との資本提携を発表しました。この提携は、国内及びベトナムにおける医療・ヘルスケア関連事業の強化と拡大を目的としています。MRTは、日本最大級の医師・看護師紹介及び医療情報サービスを運営する企業であり、Lea Bioは、ベトナムに100%出資する法人を持って活動しています。

目指すべき医療の未来

Lea Bioが2022年に設立したCÔNG TY TNHH LEA BIO VIỆT NAMは、2023年5月から事前問診システム「MEQUY」を展開。現在、30以上の医療機関で使用されるこのサービスは、ベトナム国政府とも連携しており、地域医療の質向上に寄与しています。

Lea Bioは、「情報の力で世界の子どもに平等な医療を届ける」というビジョンを掲げ、特に医療後進国であるベトナムの医療の質を向上させることに力を入れています。ベトナムでは、人口が1億を超えて少子高齢化が進んでいるため、高い質の医療提供が求められており、医療従事者の教育が不足している現状も指摘されています。

業務提携の内容

今回のMRTとの提携によって、Lea Bioは、双方が持つネットワークを駆使して、医療機関や医師に向けた新たな教育関連事業を展開します。特に、MRTが持つ日本人医師とのネットワークや、資本関係を有する様々な企業との協業を通じて、地域密着型の医療サービスを構築していく計画です。この協業により、ベトナムの医療従事者に対する教育プログラムが充実し、質の高い医療提供が現実のものとなるでしょう。

ベトナムにおける医療サービスの展望

Lea BioとMRTの提携は、ベトナム国内およびASEAN地域での医療従事者の教育を強化し、一人でも多くの患者に平等な医療を届けることを目指しています。これにより、地域の医療機関と新しい医療サービスを共同で開発し、地域医療の質向上に寄与することが期待されています。

今後も、Lea BioとMRTは、この協力関係を基に、より高い医療サービスの提供を目指し、ベトナム国の患者や医療従事者に貢献する姿勢を崩しません。地域の人々が幸せになる医療環境を構築するために、両社の取り組みに注目が集まります。