地域洗剤®プロジェクト
2024-04-01 16:10:01

地域環境保全の新たな取り組み:環境配慮型洗剤『地域洗剤®』プロジェクト始動

地域環境保全の新たな取り組み:環境配慮型洗剤『地域洗剤®』プロジェクト



有限会社がんこ本舗は、1999年に環境に配慮した洗剤『海へ…®』を発売して以来、環境問題への取り組みを続けてきました。2023年には、すすぎ不要で災害時にも使える『海へ…Fukii』へと進化させ、全国50万世帯に愛用されています。しかし、同社は配送による環境負荷への課題意識から、2022年に『地域洗剤®』プロジェクトを始動させました。

『地域洗剤®』とは?



『地域洗剤®』は、地域で採取した植物や果皮から抽出した精油を配合した、地域密着型の環境配慮型洗剤です。原料を地域に送り、地域で製造することで、輸送によるCO2排出量を従来比4分の3削減。さらに、ガラス瓶での量り売りを行うことで、プラスチックごみの削減にも貢献しています。

地域住民との協働



『地域洗剤®』プロジェクトでは、地域住民との協働が不可欠です。ビーチクリーン活動や松林の保全活動、まつぼっくり拾いなど、地域住民と共に環境保全活動に取り組んでいます。また、マルシェへの参加を通じて、消費者に環境問題への意識を高めてもらう活動も行っています。

各地の取り組み



現在、福岡県糸島市、新宮町、神奈川県逗子市、横浜市などで『地域洗剤®』が生産・販売されています。それぞれの地域で特徴的な素材を使用し、地域特有の香りと魅力を凝縮した洗剤が生まれています。

伊都の国洗剤hinata(福岡県糸島市):杉と檜の精油を使用。
新宮町まつぼっくり洗剤(福岡県新宮町):350年の歴史を持つ松林のまつぼっくりを使用。
じもとの洗剤(神奈川県逗子市):夏みかんの皮や松葉を使用。
よこはまの森洗剤(神奈川県横浜市):帷子川流域の素材を使用。

未来への展望



がんこ本舗は、『地域洗剤®』プロジェクトを通じて、地域住民と連携した持続可能な社会の実現を目指しています。将来的には、全国300カ所への普及を目指し、日本の各地で「自分たちの地域を守る活動」を広げていくことを目標に掲げています。

『海へ…®』シリーズの進化



『海へ…®』シリーズは、海洋タンカー事故処理研究を基に開発された、すすぎ1回で済む易分解性洗剤として誕生しました。2019年にはすすぎ0回型『Step』を、2023年には災害時にも対応可能な『Fukii』を発売。環境への配慮と使いやすさを両立した洗剤として進化を遂げています。

がんこ本舗の理念



有限会社がんこ本舗は、「地球上の人と生き物すべてが幸せで平和に暮らせる世界」の実現を目指し、環境負荷の少ない製品開発や暮らし方提案を行っています。その活動は、洗剤製造にとどまらず、地域社会との連携による環境保全活動にも及んでいます。

まとめ



『地域洗剤®』プロジェクトは、環境問題への意識の高まりと、地域社会の活性化に貢献する革新的な取り組みです。その活動は、環境配慮型の洗剤製造にとどまらず、地域住民との協働による環境保全活動、そして持続可能な社会の実現へとつながっています。今後も、彼らの活動に注目が集まるでしょう。

会社情報

会社名
有限会社がんこ本舗
住所
神奈川県茅ヶ崎市中海岸2-5-5-112
電話番号
092-940-5225

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