引退馬支援プロジェクト
2017-02-15 15:49:34

引退したサラブレッドを支援するプロジェクトが新たな取り組みを開始

引退したサラブレッドを支援する「サンクスホースプロジェクト」



岡山県吉備中央町を拠点とする「サンクスホースプロジェクト」は、サラブレッドの引退後のサポートに注力しています。2年目を迎えたこのプロジェクトは、JRAの調教師である角居勝彦氏の発起によって立ち上げられました。目的は、引退したサラブレッドの行方を明確にし、彼らのセカンドキャリアを築くことです。これまでに約30頭のサラブレッドが参加し、リトレーニングを経て乗馬倶楽部などで新たな生活を始めています。

サンクスホースプロジェクトの背景



「サンクスホースプロジェクト」は、引退した競走馬が新たな役割を見つけることを目的にしており、その活動は岡山県のNPO法人、吉備高原サラブリトレーニングが中心となっています。このNPOは、リトレーニングを専門に行い、競走馬を乗用馬としての生活に転用しています。特に名馬ディープインパクトの産駒もこのプロジェクトに参加しており、より多くの人々に引退馬の魅力を伝えています。

ふるさと納税での支援



岡山県吉備中央町は、引退馬を支援するためにふるさと納税を活用しています。これにより、全国から寄付を募り、引退馬の維持管理にかかる費用を支援しています。特に、食事代や馬房の管理費、光熱費など、見えない支出が多い引退馬の生活を支えるために、地域の住民からの協力を得ています。

2016年に導入されたこのふるさと納税制度では、約1,061名もの寄付者から約3,300万円が集まり、活動の資金となっています。この支援は、引退馬が新たな人生をスタートするための重要な基盤となっているのです。

プレミアムタオルの贈呈



本年度から、寄付者へのお礼として新たな商品が登場しました。プロジェクト内で議論を重ねた結果、著名な騎手たちのサイン入りのプレミアムタオルが贈られることになりました。武豊騎手をはじめ、福永祐一、岩田康誠、川田将雅、クリストフ・ルメール、ファブリス・ヴェロン、そして角居勝彦調教師のサインが入ったこのタオルは、プロジェクトの理念に賛同した騎手たちの思いが詰まっています。

2回目のリトレーニングセール



引退サラブレッドの新たな挑戦を支援する「リトレーニングセール」が、来月3月20日に岡山県で開催される予定です。昨年の11月に行われた第一回のセールでは、全国から約20組の購入希望者が集まり、優れた馬たちが新しい飼い主を見つける良い機会となりました。今回は、特別ゲストとしてホースマンの宮田朋典氏も参加予定で、来場者も楽しめるイベントが用意されています。

ふるさと納税の方法



岡山県吉備中央町へのふるさと納税は、特設ページから手軽に行うことができ、2017年以降に納税してくれた方の中から先着500名が対象となります。寄付を通じて、引退馬の支援に関わることができます。寄付の申し込みの際は、吉備中央町のふるさと納税ページ(ふるさとチョイスページ)をご利用ください。

まとめ



引退したサラブレッドが新たな人生を送るための「サンクスホースプロジェクト」は、その活動を通じて多くの人々に感動と希望を与えています。これからも地域や騎手との協力を得て、引退馬のセカンドキャリアを全力で支えていくことでしょう。

会社情報

会社名
認定NPO法人サラブリトレーニング・ジャパン
住所
岡山県加賀郡吉備中央町上田西2393-11
電話番号
0867-34-9222

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