新雑誌『ぶ』創刊の魅力
2018-03-10 15:10:28
新しい日本文化を再発見する『ぶ -江戸 かぶく 現代-』創刊号の魅力とは
新しい和文化雑誌『ぶ -江戸 かぶく 現代-』創刊
日本の伝統や文化が再評価されている中で、2023年に創刊された新しい雑誌『ぶ -江戸 かぶく 現代-』が注目を集めています。この雑誌は、革新と伝統が交じり合い、刺激的な視点から日本文化を掘り下げています。表紙を飾るのは、ボールペン画による独特の世界観を描く画家SHOHEI(大友昇平)氏の作品。まさに一目で心を奪われる印象を与えます。
『ぶ』のコンセプト
『ぶ』の創刊にあたっては、伝統文化の魅力を新しい形で表現し、特にアンダーグラウンドなアーティストたちに光を当てようという思いがあります。流行やファッションの起源がパリではなく、江戸であったことを再認識させるような特集が組まれており、江戸時代の価値観が現代にどのように応用されるのかを探求しています。
江戸は単なる過去の文化ではなく、未来に生きるためのヒントが詰まった場所であることを強調したい。特に、150年前の江戸に見られたバランスの取れた価値観が、今日の物質主義社会を乗り越えるための知恵として役立ちます。
創刊号の特集内容
創刊号では、多様なアーティストや文化的表現者の視点を取り上げています。特に印象的なのは、パンクバンド「切腹ピストルズ」のインタビューやライブ写真、現代の茶人・松村宗亮氏のフォトストーリーなど。これらは全て、大型誌面で脳を直接刺激するようなインパクトを持っています。
また、江戸文化に関する専門的な考察も行なわれており、染織史や服飾史の権威である丸山伸彦教授による研究や、菱川師宣に関する考察なども豊富です。さらに、江戸を生きた存在として杉浦日向子氏の著書からもメッセージを読み解くことができ、これまでの日本の素晴らしさを再確認する機会を提供しています。
編集部のメッセージ
編集長の腰塚光晃氏は、江戸に存在した素晴らしい価値観を広く知ってもらいたいという思いから本書を制作しました。「読まないと日本人として損をする」と自負する彼の言葉には、自信と情熱が溢れています。彼は、過去の文化をうまくリバイバルさせることで日本が「世界で最も楽しい国」になれると信じています。
まとめ
『ぶ -江戸 かぶく 現代-』はただの雑誌ではなく、日本の伝統文化の新たな視座を提供する作品です。これまでの教科書には載っていない、リアルな日本文化を知る機会となるでしょう。今年の春、ぜひ書店で手に取って、その魅力に触れてみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社KAPUKI
- 住所
- 東京都目黒区青葉台1-25-1
- 電話番号
-
03-5724-3779