筑波大のCO2プロジェクト
2025-11-27 12:02:27
筑波大学とシダックスが共催するCO2見える化プロジェクトに見る未来の食環境
筑波大学とシダックスが共催するCO2見える化プロジェクトに見る未来の食環境
筑波大学の学生が主体となり、シダックスコントラクトフードサービスが協力する「学食メニューのCO2見える化プロジェクト2025」が実施されます。この取り組みは、2025年11月17日から12月19日までの期間、筑波大学内で行われるもので、学食メニューにカーボンフットプリント(CFP)を表示し、環境へ配慮した食の選択を促進することを目的としています。
これまでのプロジェクトからの蓄積によって、3度目の実施となる今回も、筑波大学の「DESIGN THE FUTURE機構(DTF機構)」と連携し、学生の自主性を尊重した形で進められます。このプロジェクトは、ただの環境意識の向上にとどまらず、サステナブルな社会への貢献をも視野に入れています。
プロジェクトの背景と目的
地球温暖化は避けられない課題であり、私たちが日常的に享受する「食」が、その影響に大きく関与していることはあまり知られていません。筑波大学のこのプロジェクトは、食事がもたらす温暖化への影響を視覚的に示すことで、利用者自身が環境に配慮した選択を行えるように導くものです。特に、食堂で提供される各メニューのCFPが表示されることで、学生たちは単に価格や栄養成分だけでなく、環境負荷まで考慮した選択肢を持つことができます。
シダックスの役割と取り組み
シダックスコントラクトフードサービスは、筑波大学の学生食堂を2012年から受託運営しており、実績豊富なフードサービスプロバイダーです。今回のプロジェクトでは、CFPの算出に向けた情報提供や啓発活動を行い、学生たちの学びをサポートします。
具体的には、食堂内でCFPを視覚的にわかりやすく表示し、学生たちが毎日のメニュー選びの際に参考にできるようになります。「ビーフカレー1杯分のCO2排出量がもっと多いのは?」といったテーマの環境啓発ポスターや、参加型の投票企画も導入され、楽しみながら環境問題に関心を持つ機会を提供します。
学生たちの積極的な参加
特に注目すべきは、前回まで専門家に依頼していたCFPの算定プロセスが、今回は有志の学生たち自らの手で行われるという点です。学生たちは、自ら学び、実践しながら無駄の少ない選択をしていく力を育んでいきます。シダックスは、必要なデータの提供などを通じて、学生たちのこの取り組みを全力で支援します。
これからの展望
このプロジェクトの効果は、様々なデータから確認され、廃棄物の量やアンケート結果などを通じて明らかになる予定です。シダックスは、これらの活動を通じて得られた知識や経験を、他の店舗や施設に活かすことで、さらなるサステナブルな運営を目指していくことを宣言しています。大学と学生たちの連携によって、未来を見据えた食環境の構築に貢献し、環境問題に対する意識の向上を図っていく。これこそ、筑波大学とシダックスの共催による新しい時代の食の在り方だと言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
シダックスコントラクトフードサービス株式会社
- 住所
- 電話番号
-