SSKエスエスケイフーズ株式会社は、2025年4月1日より、家庭用および業務用のマヨネーズ類とドレッシング類の賞味期限表示を変更することを発表しました。この変更は、食品ロスの削減と流通過程での効率化を図るための取り組みの一環として位置づけられています。
食品ロスとその現状
近年、食品ロスの問題が大きく取り上げられています。農林水産省の調査によると、2022年度における食品ロスの約半分が事業系廃棄物によるものであることが判明しています。このことは、企業や飲食業における食品廃棄の実情を示しており、早急な対策が求められています。
さまざまな要因の中でも、流通段階における配送や荷役作業の人手不足は、特に深刻な問題です。在庫の効率的な管理が求められている中、賞味期限の表示方法を見直すことは、痛手を和らげる一つの手段となります。
新たな賞味期限表示方法
今回の改定では、これまでの「年月日」表示から「年月」表示へと変更されます。具体的には、家庭用および業務用のマヨネーズやドレッシングにおいて、この新しい表示をご覧いただけるようになります。属性や仕向け地に応じて、扱いやすい期限表示へと移行することが、業界全体の効率化に寄与すると期待されています。
この新しい表示方法によって、消費者は消費期限をより柔軟に捉えることができ、食品を捨てるリスクが軽減されます。「年月」表示は、より長期の視点での流通や販売を実現させるものであり、食品を無駄にしない意識を高める助けとなるでしょう。
会社の責務と持続可能な社会への貢献
エスエスケイフーズ株式会社の社長、中村悟氏は、「私たちは食品事業者としての責務を果たすとともに、持続可能な社会に向けての実現を目指しています」と述べています。
この取り組みを通じて、SSKは消費者に安心して商品を選んでもらえる環境を提供するだけでなく、もろもろの業務に従事する人々にとっても働きやすい環境を整えることを目指しています。
対象商品と今後の展開
変更されるのは、以下の商品です:
- - 家庭用および業務用マヨネーズ類(チューブ商品)
- - 家庭用および業務用ドレッシング類(PETボトル、ビン商品)
この新しい賞味期限表示は、2025年4月1日以降に製造される商品から順次適用される予定です。SSKは、消費者と共により良い社会を築くために、今後も持続可能な取り組みを続けていくことでしょう。
今後の進捗にもぜひご注目ください。