大阪市・東梅田に新たな都市型データセンターが竣工！

新たに誕生したオプテージ曽根崎データセンター

2023年9月30日、大阪市の東梅田エリアに位置する「オプテージ曽根崎データセンター（OC1）」が竣工を迎えました。本データセンターは、株式会社サンケイビルと関西テレビ放送株式会社の共同事業として開発されており、両社の力を集結させた都市型データセンターの誕生です。

プロジェクトの大きな背景

昨今、企業や地方自治体では生成AIの導入やBCP（事業継続計画）対策が急速に進められています。この流れの中で、関西地域におけるデータセンターに対する需要は高まっており、特に東梅田エリアは、主要なパブリッククラウドのアクセスポイントに近接しているため、低遅延で高い接続性を持つ理想的な立地とされています。このエリアに新しいデータセンターが誕生することにより、さらなる技術革新の促進が期待されます。

データセンターの特徴

オプテージ曽根崎データセンターはその特異な立地に加え、以下のような特長を持っています：

1. 優れた立地条件と高い外部接続性
主要なメガクラウドが集まる堂島エリアや心斎橋エリアからのアクセスが良好で、さまざまな通信事業者との接続が可能です。高度なコネクティビティを持つ都市型データセンターとして機能しています。

2. キャリアニュートラルでの柔軟性
ユーザーは自身のニーズに応じた通信環境を自由に選択し、構築することができます。これにより、異なるネットワークサービスを利用する際の利便性が格段に向上しています。

3. 再生可能エネルギーの利用
現在の高効率空調システムと省エネ機器を活用し、再生可能エネルギーを100%利用した運営を目指します。この取り組みはCO2排出量の削減にも寄与し、環境への配慮がなされています。

4. 高密度・高負荷設備への対応
先進の設計により、サーバーの高性能化や高発熱化に対応できる環境が整えられており、未来の技術にも柔軟に適応していける体制を構築しています。

5. 安心・安全な設計
ティア4相当の設計基準に準じた免震設計や冗長化された電源系統、さらには24時間365日の常駐管理体制が整っており、自然災害などの緊急時にも万全のサービス提供が可能です。