東京都の新しい育児と仕事の両立体験事業
東京都は、育児を「休み」ではなく「大切な仕事」と捉える意識を広め、「育業」を社会全体で支援するための活動を展開しています。この度、次世代を担う大学生や専門学校生を対象に、育児と仕事の両立を体験するプログラムが実施されることが決まりました。
プログラムの背景
昨今、育児をしながら仕事をすることが重要視される中で、学生の企業選択においても「育業」が常識となりつつあります。そこで、東京都は学生に「育業」をテーマにしたキャリアプランを考える機会を提供するために、この新たな事業を立ち上げました。
体験概要
体験プログラムの期間は、令和6年11月1日から11月22日の間で、応募人数は約10名程度となっています。応募資格は、東京都内に在住または在学している大学生や専門学校生です。プログラムは、企業訪問と家庭訪問の二部構成で行われ、育児と仕事の実際を肌で感じることができます。
企業訪問
参加者は、さまざまな企業を訪問して育児と仕事の両立について学びます。具体的には、以下の企業が訪問先です。
- - 株式会社熊谷組(12月19日予定)
- - 野村證券株式会社(2月の平日実施予定)
- - 株式会社ロッテホールディングス(12月17日予定)
この訪問では、育業を経験した社員とのディスカッションや職場見学が行われ、リアルな育児と仕事の両立について情報を得ることができます。
家庭訪問
また、家庭訪問では、0~9歳(小学校3年生まで)の子供がいる家族を訪れ、実際の育児を体験します。この体験では、保育園へのお迎えや子どもとのふれあいを通じて、育児の大変さや楽しさを学びます。
参加方法
体験プログラムは令和6年12月から令和7年2月にかけて実施され、選考は応募動機や面接を通じて行われます。応募希望者は、特設ページから募集要項を確認の上、応募フォームに記入し申し込んでください。
詳細は
こちらのリンクから確認できます。
未来の東京戦略
この事業は、「未来の東京戦略」の一環として進められています。東京都は、子供の笑顔のための施策として「こどもスマイルムーブメント」を掲げ、子供や家族が笑顔で生活できる環境づくりに取り組んでいます。
このプログラムを通じて、多くの学生が育児と仕事の両立について考える契機となり、将来的にはより多くの人々が育業に注力できる社会が築かれることが期待されます。興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。