ムハマド・ユヌス博士とユーグレナ社の2日間
2026年3月26日、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士が来日し、国連大学で行われた「YUNUS GLOBAL FORUM 2026 TOKYO」にて講演を行いました。この講演には出雲充氏、ユーグレナ社の代表取締役社長が登壇し、現在の取り組みについて語りました。
ユーヌス博士との出会いがユーグレナ社の原点
出雲社長は学生時代にユヌス博士のグラミンバンクでインターンを経験し、その際に直面したバングラデシュの深刻な栄養不足がユーグレナ社創業のきっかけとなったと述べています。「子どもたちを救うための究極の栄養素を見つける」という熱い想いが、微細藻類ユーグレナに基づいたビジネスへの道を開きました。
スリーゼロへの挑戦
講演では、ユヌス博士が提唱する「スリーゼロ」(CO₂排出ゼロ、貧困ゼロ、失業ゼロ)の理念に基づき、ユーグレナ社がどのように社会課題に取り組んでいるかが紹介されました。出雲社長は、気候変動が深刻な途上国での事業展開を通じて、環境負荷の軽減とエネルギー格差の是正を目指す「未来産業」としてのビジョンを強調しました。
2日間の意義
講演の翌日、ユヌス博士はユーグレナ社を訪れ、社員の仲間たちと感動的な再会を果たしました。出雲社長を含む仲間たちは、彼の訪問を盛大にお迎えし、社会課題への取り組みを再確認しました。ユヌス博士からは、ユーグレナ社の努力に対する温かい激励の言葉が贈られました。
現代のバングラデシュ
バングラデシュは近年、急速な経済成長を遂げていますが、同時に気候変動や経済格差といった新たな課題が現れています。新たな政権の発足後も、8%を超えるインフレは国民生活を圧迫し、エネルギー安全保障や投資促進が急務とされています。このような中、ユヌス博士が提唱する「ソーシャルビジネス」に対する国際的な関心が高まっています。
結論
ユーグレナ社は、ユヌス博士の教えである「ビジネスによる社会課題解決」の精神を基に、今後もバングラデシュの子どもたちへの栄養支援と、「スリーゼロ」を目指した事業展開を強化していく方針です。サステナブルな未来の実現を目指し、社会課題解決に貢献する姿勢を一層強化していくことが期待されます。