キー・ポイント株式会社が鹿児島県信用保証協会にDX支援ツール導入

鹿児島県信用保証協会に導入された「GrpMail」

2025年11月1日、キー・ポイント株式会社（兵庫県神戸市）が提供するメール共有管理システム「GrpMail」が、鹿児島県信用保証協会に導入されることとなりました。これは信用保証協会向けの初めての事例であり、デジタル化の推進とリスク管理を重視する背景から生まれた重要なステップです。

「GrpMail」は、21年以上の実績を持ち、多くの企業が導入してきた安全で効率的なメール情報共有サービスです。このシステムは、特に金融機関からの需要が高まっており、メール送信ミスや情報漏洩のリスクを大幅に低減させることが可能です。また、同社が提供するファイル転送サービス「WebFile」と連携することで、従来のPPAP方式に代わる安全な方法でのファイル送信が実現できます。

導入の背景

金融庁が強調するデジタル化の推進は、金融商品取引業者にとって非常に重要です。特に、システムリスクの管理や顧客資産の保護に関する詳細な指針が設定されている現在、「GrpMail」の導入はそれに対する対応策の一つとして位置付けられています。鹿児島県信用保証協会は、このシステムの導入により、営業店ごとの共有メールアドレスを運用し、従業員間での効率的なコミュニケーションを実現します。

「GrpMail」の機能とは

「GrpMail」は、ユーザー同士で一つのメールアドレスを共有することができる革新的なシステムです。直感的なユーザーインターフェースを備えているため、教育コストを削減しつつ、重複した対応や見落としを防ぐことができます。また、以下のような特徴的な機能があります。

- 権限別管理: 各ユーザーに適切な権限を設定して、安全にメールを共有。
- 上長承認機能: メール外送時の承認要否を細かく設定可能。
- タグ管理: メールにタグを付けて整理し、効率化を図る。
- 放置メール警告: 未対応のメールには警告を出し、迅速な対応を促す。
- 対応履歴管理: 誰がどのメールに対応したかの履歴を一元管理。
- 通報機能: 不審なメールを簡単に報告でき、サイバーセキュリティ対策を強化。

鹿児島県信用保証協会の見解

当協会は、朝夕を問わず届く多くのメールに曜日を追うごとに業務が抱える負担が増大していることを受け、リスク管理に優れた「GrpMail」の導入に至りました。これにより、メールアドレスを共有することで業務の効率化が進み、すべての担当者へのメールの振分けがスムーズに行えるようになります。この進展は、当協会のデジタル化推進に向けた方針に沿ったものです。

今後の展望

「GrpMail」は、今後さらにサービスを強化し、ユーザー基盤の拡大を目指しています。特に、信用保証協会へ初めて導入されたことを契機に、全国への展開を視野に入れて進めてまいります。すでに自治体や大手企業への提供も行われており、さらなるシナジー効果を期待されています。金融機関や公的機関への広がりも見込まれており、引き続き多くの機関にとっての選ばれるソリューションとなることを目指します。

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