白井市の健康プロジェクト
2024-09-10 20:19:12

千葉県白井市、運動実施率を向上させる健康プロジェクトの成果

千葉県白井市、運動実施率を向上させる健康プロジェクトの成果



千葉県白井市では、市職員の運動実施率を向上させるための取り組みが進められ、驚くべき成果が上がっています。このプロジェクトは、株式会社イースリーの協力の下、2024年5月から始まりました。

取り組みの概要



株式会社イースリーは20年以上にわたり、スポーツを通じた社会課題解決を目指して活動してきた企業です。今回のプロジェクトは、千葉県白井市との個別包括連携協定を基にしており、56名の市職員を対象にした実証実験が行われています。調査方法は、5月と8月の2回にわたり、定量的なアンケート調査と身体機能チェックを実施しました。

行動変容を促すためのデータ提供



このプロジェクトでは、スポーツに関連するデータを活用し、市職員が抱える健康リスクを特定するための独自検査「ヘルスチェック」が導入されました。この検査を通じて、腰痛や脚部のリスクを数値化し、各職員に具体的なリスク情報を提供。また、BMIや食事、睡眠、メンタル状態、運動習慣などの問診結果に基づき、個々人の健康状態を把握することが可能になりました。

運動実施率の向上



データ分析の結果、運動実施率が前回調査から29%も増加したことが明らかになりました。特に、運動を全くしなかった市職員が13名減少し、「週に1回以上、30分以上の運動や4000歩以上の歩行をしている」市職員が8月には71%に達しました。この成果は、健康促進活動が職員の意識や行動に与えたポジティブな影響を示しています。

プレゼンティーズムの改善



プレゼンティーズムとは、心身の不調が仕事のパフォーマンスに影響を及ぼす状態を指します。このプロジェクトでは、プレゼンティーズム損失の割合も調査され、対象者全体の損失割合が1.9%減少したとの結果が得られました。その結果、月間で約280万円、年間では3360万円の労働生産性損失の削減に成功したことが確認されました。

運動無関心層へのアプローチ



興味深いことに、運動にあまり関心がなかった職員たちにおいて、その運動実施率が向上した結果、プレゼンティーズム損失割合の改善効果もより顕著になり、2.9%の減少が見られました。このことから、運動の実施が労働生産性の向上に寄与することが分かります。

まとめ



千葉県白井市での運動実施率向上プロジェクトは、市職員の健康意識を変えるだけでなく、経営的な観点からも大きな成果を上げました。今後、この取り組みは他の地域でも参考になる可能性が高く、ますます広がることが期待されます。株式会社イースリーの効果的な方法論が、今後の健康増進施策に大きな影響を与えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社イースリー
住所
東京都千代田区九段南2-4-11HIVE TOKYO 703
電話番号
03-5210-1221

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