ウポポイに設置された「ふるさと納税自動販売機」
北海道白老町にあるウポポイ(民族共生象徴空間)が新たな試みを始めました。2024年1月25日(土)より、同施設で初の「ふるさと納税自動販売機」が運用を開始します。この自動販売機の設置は、ウポポイの運営を行う公益財団法人アイヌ民族文化財団の取り組みで、地域との連携を深める一環として実現しました。
このふるさと納税自動販売機では、利用者が簡単な操作を通じて白老町への寄付を行い、そのお礼として特典の「ウポポイ施設内利用券」を即座に受け取ることができます。この利用券は、入場料や園内のショップでの買い物に利用可能で、地域振興の新たな手段として期待されています。
自動販売機の仕組みと利用方法
自動販売機は、1万円から10万円までの9種類の寄付金額から選択できるタッチパネルが装備されています。利用者は、運転免許証などを用いて住所や氏名を登録し、クレジットカードで支払いを行うことで、寄付金額の30%に相当するウポポイ施設内利用券をその場で受け取れます。手続きは約3分で完了し、手軽に寄付を行えるのが大きな魅力です。
さらに、税控除に必要な書類は、後日郵送されるため、利用者は安心してサービスを利用できます。
利用券の対象商品・サービス
ウポポイ施設内利用券で購入可能な商品やサービスには次のようなものがあります:
- - 入場料:ウポポイの1日入場券や年間パスポート
- - 飲食:園内のレストランでの食事
- - 工芸品:アイヌ文化に基づいたポーチやコーヒーカップ
ただし、白老町以外で生産された工芸品は対象外とされているため、注意が必要です。
ウポポイの魅力とは
ウポポイは2020年にオープンし、アイヌ文化の復興や創造の拠点となる施設です。国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園との連携により、訪れた人々はアイヌ文化を五感で体験できます。また、施設周辺は豊かな自然環境に囲まれており、リラックスした時間を過ごすこともできます。
入場料は一般大人1,200円、一般高校生600円、中学生以下は無料となっており、多くの人にアクセス可能な価格設定がされています。優れた体験プログラムや特別展示も用意されており、訪れた人々には多様な楽しみが待っています。
結論
今回の「ふるさと納税自動販売機」の導入は、地域振興や観光振興の新しい方法として注目されています。ウポポイを訪れる際には、ぜひこの自動販売機を利用して、白老町への貢献とともに、アイヌ文化の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。詳細な情報は、公式ウェブサイトやSNSを通じて取得できます。これからのウポポイの展開に、ぜひご期待ください。