エスティ ローダー グループの2020年乳がんキャンペーン
エスティ ローダー グループが2020年の乳がんキャンペーンを通じて、多くの人々に乳がんへの関心を促しています。「Pink Ribbon in Your Hand」というテーマのもと、参加者が手のひらのピンクリボンをSNSでシェアすることで、寄付が行われる仕組みを構築。これによって、共に乳がんのない世界を目指すための絆がオンラインで広がっています。
手軽に参加できるデジタルコンテンツ
2020年は特に、スマートフォンを利用した手軽な参加方法が注目されています。特設サイトでは、手のひらを撮影することで、AIがリボンを浮かび上がらせ、その画像を特定のハッシュタグと共にSNSでシェアすることで寄付が行われる仕組みとなっています。この取り組みは、乳がんの早期発見とその意識向上を目的にしています。少しでも多くの人がこの活動に参加することで、寄付金が集まり、医療研究に役立つことを期待しています。
乳がんについての理解を深めるオンラインセミナー
10月1日には、インフルエンサーやメディア関係者、エスティ ローダー グループの社員を対象にしたオンラインセミナーを実施。清水千佳子教授をお招きし、乳がんに関する基礎知識やセルフチェックの重要性について講義が行われました。乳がんの発症率は女性の11人に1人にも達する今、正しい知識を持つことがますます求められています。
乳がんは、定期的な検診とセルフチェックが非常に重要です。実は、日本の乳がんの60%以上はセルフチェックにより発見されています。女性はもちろん、男性も乳がんにかかる可能性があるため、誰もが注意を払う必要があります。
清水教授は、定期的なセルフチェックを通じて早期発見への意識を高めるよう呼びかけています。具体的には、鏡の前で目視し、しこりや腫れ、変形を確認することや、入浴中に触診を行うことが推奨されます。
支援製品の展開
また、エスティ ローダー グループの8ブランドでは、乳がんキャンペーンの支援製品が販売され、収益の一部が医療研究に寄付されます。これにより、多くの人が自分の手に取る製品を通じて、乳がんの啓発活動に参加することが可能です。また、特設サイトでは様々なキャンペーンコンテンツも用意されています。
過去28年の取り組みと展望
エスティ ローダー グループは1992年に乳がんキャンペーンを創設し、以来28年間で8900万ドル以上の寄付を実施してきました。新型コロナウイルスの影響を受けつつも、乳がんの早期発見や患者支援のための取り組みは変わらず続いています。今年のテーマ「一本のリボンが結ぶ、リボンを超えた絆。」のもと、さらなる広がりを見せるこのキャンペーンには、今後も期待が寄せられています。
私たちが共に手を取り合い、リボンを通じてつながることで、より多くの人々に乳がんの情報が届くことを願っています。