住友林業、統合報告書2024でグローバル展開と人財戦略を強調
住友林業株式会社は、2023年12月期の業績や2030年ビジョン、中期経営計画の進捗をまとめた「統合報告書2024」を公開しました。本報告書は、株主や投資家などステークホルダーとの対話を深め、企業価値向上に向けた取り組みを透明性高く示すことを目的としています。
グローバル展開と人財戦略に焦点を当てる
統合報告書2024では、特に成長の原動力である建築・不動産事業の海外戦略と長期ビジョン実現に不可欠な人財戦略に焦点を当てています。海外展開では、住友林業グループが「木」を軸とした事業をグローバルに展開する戦略を詳しく解説しています。また、人材育成や多様性・包摂性(D&I)の推進など、人財戦略の取り組みについても重点的に説明されています。
ESG分野における取り組みも強化
ESG分野では、生物多様性の保全やネイチャーポジティブに関する取り組みを強化し、事業活動が自然に与える影響やリスク・機会を分析しています。TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)提言に沿って分析を進め、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)シナリオ分析と統合した開示を行っています。
長期ビジョン「Mission TREEING 2030」
住友林業グループは、2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」を掲げ、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及を通じて炭素を長期にわたって固定することで、社会全体の脱炭素化に貢献することを目指しています。
統合報告書2024の詳細
- - 対象期間:2023年1月~2023年12月
- - 対象組織:住友林業株式会社と連結子会社および一部の持分法適用会社
- - 掲載ホームページURL
- 和文:https://sfc.jp/information/ir/library/annual/
- 英文:https://sfc.jp/english/ir/library/annual/(8月下旬公開予定)
サステナビリティレポート2024も公開
住友林業は、統合報告書2024に加え、「サステナビリティレポート2024」も公開しています。サステナビリティレポートでは、ESG投資の専門家をはじめとする幅広い読者に向けて、サステナビリティ活動を網羅的に報告しています。
- - 掲載ホームページURL:https://sfc.jp/information/sustainability/
住友林業は、今後も株主・投資家をはじめとするステークホルダーとの対話を深め、積極的な情報発信に取り組んでいくことを表明しています。