東急ストアが導入した顧客プラットフォーム「coorum」
東京目黒区に本社を置く株式会社東急ストアが、株式会社Asobicaのロイヤル顧客プラットフォーム「coorum」を導入しました。この新たなプラットフォームは、顧客との関係をより深め、食の体験を楽しむためのコミュニティ機能を提供します。
「coorum」導入の背景
スーパーマーケット業界は近年、価格競争や出店戦略が重要ですが、少子高齢化やオーバーストアと呼ばれる店舗過剰の状況が影響を与えています。このような環境の中で、東急ストアは新たな施策を模索し、顧客理解を深めるためにデプスインタビューを実施しました。
さらに、既存のTOKYUポイントプログラムから集めたデータを活用する中で、顧客の様々なニーズや体験を可視化することが難しいと感じた結果、購買データに依存しない新しいアプローチが必要とされました。「coorum」がその解決策として選ばれたのです。
coorumの特徴
「coorum」は、ゼロパーティーデータを通じて顧客体験の全体像を捉えることを可能にします。ゼロパーティーデータとは、顧客が自ら企業に提供するデータを指し、これにより顧客の意向や趣向に応じた商品開発や販促施策が実現します。
東急ストアでは、これにより得られた顧客インサイトをもとに、店舗改善や商品開発に活かし、より良い購入体験を提供することを目指しています。
新コミュニティ「東急ストア Fan Fun Town」
「coorum」の導入とともに、10月9日(水)には「東急ストア Fan Fun Town」という新たなコミュニティサイトがオープンします。このプラットフォームでは、様々なスーパーマーケット業態の顧客が集まり、食に関する会話や交流を楽しむことができます。
コミュニティでは、食卓を囲んでの会話や、季節ごとの食材、地域特有の食文化に関するトピックをシェアし、オリジナルのレシピや料理のアイデアを記録できる機能も提供されます。また、東急ストアでの買い物をもっと楽しむためのアイデアをメンバー同士で出し合い、実際に東急ストアに提案する企画も予定されています。
ファンとの絆を深める取り組み
東急ストアの担当者は、今回のコミュニティを通じて、利用者と店舗の距離を縮めていきたいと述べています。食を通じて様々な経験を共有し、顧客一人ひとりのニーズに応じた便利さを提供することが、この取り組みの根幹となっています。
会社情報
株式会社東急ストアは、首都圏の各地にスーパーマーケットやコンビニエンスストアを展開し、食を通じた地域貢献を目指しています。特に、顧客との絆を強化するための施策に力を入れており、地域の皆さまに愛される存在になるべく日々努力を続けています。
詳しくは公式サイトをご覧ください:
東急ストア公式サイト
「coorum」の詳細については、こちらをご覧ください:
coorum公式サイト
このように、新たな顧客コミュニティ「coorum」の導入を通じて、東急ストアは食を楽しむ場としての役割をさらに強化し、顧客との関係を深めていく努力を続けています。