夏休みの宿題を楽しく進める親子ワークショップ
子どもたちにとって、夏休みは遊びの季節でありながら、宿題に取り組む必要もある大変な時期。そんな中、株式会社ヌーラボが開催した「自ら勉強したくなる?!夏休みの宿題がどんどん進む親子ワークショップ」が、東京・大阪・福岡の3都市で行われ、多くの家庭で話題を呼んでいます。
このイベントは、プロジェクト管理ツール「Backlog」を用いた、宿題の進め方を学ぶことができる親子向けのワークショップです。特に注目されたのは、SNSで1,000回以上シェアされたブログ「バーンダウンチャートで子どもの夏休みの宿題を「マネジメント」した話」を基にした内容でした。
参加者の声から伺える効果
参加した親子からのアンケートには「宿題に取り組むサポートをストレスなくできるようになった」との声がありました。宿題の量と取り組む日を明確にすることで、親子一緒に計画を立て、自信を持って宿題に取り組む準備が整ったのです。
2023年には福岡での開催時に満点の満足度を記録したことを受け、2024年の夏休み最初の週末には、再び東京、福岡、大阪の3都市で行われ、延べ110組の親子が参加しました。
特別な協力や最新テクノロジーの活用
福岡会場では、地元のJ1サッカーチームアビスパ福岡との連携により、ベスト電器スタジアムでの開催が実現。サッカー観戦の前に、親子での宿題時間を楽しむ新しい文化が生まれつつあります。
札幌でも同様に7月27日に開催予定であり、親子で楽しむワークショップが全国で広がりを見せています。
ワークショップの流れ
このイベントは、以下のような流れで進行されます:
1.
親子での認識合わせ:まずは、宿題を「期限」のあるプロジェクトとして捉え、親子での認識を合わせます。「最終日に終わればいい」という子どもたちの声に対し、親は早く終わらせたいという気持ちの確認を行います。
2.
宿題量とさまざまな取り組み日数の確認:次に、実際に宿題に取り組める日数を数え、家族旅行や遊びの日を考慮して内容を洗い出します。その結果、多くの宿題を抱える中、高学年や受験生にとっては、驚くような量があることがわかりました。
3.
バーンダウンチャートの作成:ここでは、宿題の進捗を確認するためにバーンダウンチャートを作成します。宿題が終わる度に表を塗りつぶし、進捗を可視化することで、達成感を得られる仕組みです。この手法は宿題だけでなく、学びへの洞察にも役立つと期待されています。
参加者の感想
ワークショップに参加した親子からは、「進捗が可視化され、宿題の言い合いが減った」「子供と宿題を確認する良い時間を持てた」と、ポジティブな感想が寄せられています。これにより、親子でのコミュニケーションも活性化され、宿題を通じ未来の積極的な学びへとつながっていると報告されています。
イベントの背景と意図
このようなイベントの背景には、日本の生産年齢人口の減少があり、今後の教育システム改革が急務だとされています。デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、どのように教育に役立てるかが問われる中、子どもたち自身が主体的に学べる基礎知識を得ることが求められています。ヌーラボは、こうした新たな学びを普及させるために、宿題という身近なテーマを取り上げ、参加者に実践的な知識を体験してもらうことを目指しました。
株式会社ヌーラボについて
株式会社ヌーラボは、福岡市に本社を構える企業で、プロジェクト管理ツール『Backlog』を提供しています。教育現場でのデジタル化と効率化を推進し、子どもたちがより良い未来を築く手助けをすることを使命としています。詳細は
公式ウェブサイトで確認できます。
このワークショップは、親子での参加を通じ、宿題に対する意識を変えるだけでなく、未来への学びを広げる重要なきっかけとなることでしょう。