デジタル変革の教科書「DX戦略立案書」が日本語版で登場
新型コロナウイルスの影響で、ビジネスシーンは急速にデジタル化が進んでいます。その中で、企業が成功するためには、デジタル変革(DX)の戦略が欠かせません。そんな時代にぴったりの書籍として、「DX戦略立案書」が注目を集めています。この書籍は、コロンビア・ビジネス・スクールの教授であるデビッド・ロジャース氏が執筆したもので、これまでに8か国語に翻訳されており、ついに日本語版も発売されました。
書籍の特徴
「DX戦略立案書」は、2016年に出版された原書「The Digital Transformation Playbook Rethink your business for the digital age」を基にしており、デジタルビジネスやデジタルマーケティングの分野での戦略を解説しています。この書籍は、企業がデジタル変革を実現するための実践的なツールやフレームワークを提供しており、特に情報システムの担当者やChief Digital Officerにとって有益です。
内容の充実度
特に注目すべきは、ケーススタディを通じて説明される具体的なツールや手法です。読者は、ビジネス戦略の考え方を実践に応用しやすくなっています。訳者の笠原英一氏は、自身も生命保険や重電、総合電機といった大手企業のコンサルタントとしての経験があり、自らの経験を元に訳書の内容を深く理解し、企業の実態に即した視点で日本語化しています。
出版の背景
この日本語版の発行は、ニューノーマル時代における企業の戦略構築に貢献するためのメッセージにも裏打ちされています。「DXは単なる技術の導入ではなく、戦略思考を高めることが重要」と考える責任ある著者の意図が、書籍全体に反映されています。特に日本企業にとっては、変革を進めるための貴重な指針となるでしょう。
著者と訳者の紹介
著者のデビッド・ロジャース氏は、デジタル戦略の世界的リーダーとして知られており、コロンビア・ビジネス・スクールの教授でもあります。彼は、デジタルマーケティングやビジネスのデジタル化に関する権威としての地位を確立しています。
一方、訳者の笠原英一氏は立教大学大学院でビジネスデザインを教える一方で、アジア太平洋マーケティング研究所の所長も務めています。彼は、理論を実践に結びつける手法を取り入れた教育を手掛けており、その経験が本書にも生かされています。
書籍の詳細
書名:「DX戦略立案書: CC-DIVフレームワークでつかむデジタル経営変革の考え方」
著者:デビッド・ロジャース
訳者:笠原英一
定価:4,200円+税
発売日:2021年1月7日
出版社:白桃書房
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デジタル社会が進化する中、企業が効果的に変革を遂げるためのこの一冊を手に取ってみてはいかがでしょうか。