角川ビーンズ文庫が贈る新たな物語の数々
角川ビーンズ文庫は、2024年8月1日に新たに3作品を発刊することを発表しました。注目のラインナップは、人気アプリゲームを原作としたスピンオフ作品や、心を掴むラブコメディ、自身の義弟に執着される女性の物語が含まれています。これらの作品は、読者を魅了する新たなストーリーを展開しています。
スピンオフ作品の魅力
新作の中でも特に注目を集めているのは、『#コンパス 戦闘摂理解析システムアダム&ソーン蒼の兄弟~うたかたの幻獣~』です。この作品は大人気の対戦チームバトルゲーム「#コンパス」を基にしており、著者には香坂茉里が名を連ねています。イラストを担当するのは狂zipで、読者の目を惹くビジュアルが展開されています。
物語は、氷雪の兄弟であるアダムとソーンを中心に繰り広げられます。彼らはユラン=ブルク氷帝国で魔術を学びながら女王の庇護のもとで生活していましたが、ある日大聖堂の地下で不思議な通路に迷い込んでしまいます。そこでソーンは本来いるはずのない魔獣に襲われ、物語は波乱の展開を迎えます。この作品は、生まれ変わっても兄としての絆を強く持ち続けようとする姿を描いており、心を打たれること間違いなしです。
恋愛と身分差の相克
次に紹介するのは、『懺悔室バイトをしていたら、皇帝陛下に求婚されました』です。この作品では、冷酷な『血染めの皇帝』が、身分差を越えて一介のバイトシスターに心を寄せていくという、意外な展開が待ち受けています。作者は棚本いこま、イラストは瓜うりたが担当。
話の舞台は懺悔室。初日のリーニャは、皇帝陛下の衝撃的な告白に驚きながらも、彼を全肯定してしまいます。無情な皇帝がその重すぎる愛で求愛する様子は、「愛する者を守るために奮闘する」というヒロインの成長が見どころです。身分差のある二人の関係も描かれ、甘さと緊張感が交錯するラブコメが楽しめます。
執着の先に待つ運命
最後に挙げるのは、『私を殺す義弟を籠絡しようと思います』です。この物語では、過去に王位を巡って対立し暗殺未遂事件が起こったレアと義弟フィリオの切ない関係が描かれています。作者の関谷れいが手掛け、イラストはウラシマが担当。レアは15歳に時間を巻き戻され、再び義弟を守る決意を固めます。しかし、彼女の意図とは裏腹に、フィリオの執着は強まり、そのシスコンぶりが際立つことに。
このように、人気の新作3作品はそれぞれ異なる魅力を持ちながら、読者の心を掴むこと間違いありません。角川ビーンズ文庫は、レーベルの特性を生かし毎月魅力的な新作を届けています。これからも期待が高まる角川ビーンズ文庫から目が離せません!
各作品は、カドカワストアからも購入可能です。新刊の楽しみの一つに加えてみてはいかがでしょうか?