高層ビル「淀屋橋ステーションワン」における革新的な通信環境整備

高層ビル「淀屋橋ステーションワン」の通信インフラ整備

新たな都市のシンボルとして注目を集める「淀屋橋ステーションワン」。このビルは、中央日本土地建物と京阪ホールディングス、みずほ銀行の共同開発によるもので、その高さは約150メートルに達します。地下3階、地上31階という大規模な構造を有し、オフィス、レストラン、ショップなど多様な機能を備えており、地域の人々に新たな生活スタイルを提供することを目指しています。2025年6月23日からはオフィスフロアへの入居がはじまり、商業ゾーンも徐々にオープンする予定です。

この「淀屋橋ステーションワン」で特筆すべきは、通信環境の整備にあります。JTOWERが手掛ける屋内インフラシェアリング・ソリューションを導入し、複数の携帯キャリアの通信設備を一本化することで、4Gおよび5Gの通信環境を同時に整備しました。この手法により、スペースの有効活用や省電力化が可能になるだけでなく、資材の使用量や工事の手間を大幅に削減し、環境への影響を最小限に抑えることができるのです。

インフラシェアリングの利点

インフラシェアリングは、通信事業者各社がそれぞれのネットワーク設備を整備するのではなく、共用化することでコストを抑え、より効率的な運用を実現する手段です。これにより、電力消費や資材の削減も可能となり、持続可能な社会を構築するための一助となります。このような整備が行われることで、ユーザーは快適でスムーズな通信環境を享受することができ、顧客体験の向上にも寄与します。

JTOWERは、2014年に屋内インフラシェアリングの商用サービスを始め、多くの商業施設やオフィスビル、病院などに導入事例を持っています。これまでに680件以上の物件にサービスを提供しており、国内での優れた実績を誇ります。

顧客体験の向上に貢献

「淀屋橋ステーションワン」で実施されているインフラシェアリングの導入は、単なる通信環境の整備に留まらず、地域全体のデジタル化に向けた強力な取り組みでもあります。今後もJTOWERは、この領域でのリーダーシップを発揮し続け、通信分野における技術と知識を駆使して社会へ貢献します。

また、広範な導入実績を持つJTOWERは、今後もさまざまなカテゴリーの施設において、持続的発展を目指してインフラシェアリングを進めていく考えです。これからの「淀屋橋ステーションワン」が地域に与えるインパクトに、引き続き注目していきたいと思います。