吉田志穂の個展「印刷と幽霊」
東京都千代田区にあるBUGでは、著名な写真家・吉田志穂による個展「印刷と幽霊」が2024年10月30日(水)よりスタートします。この展覧会は、彼のこれまでの作風とは一線を画した新しいアプローチでの作品が披露される場です。
新しい表現の模索
吉田志穂は、アナログからデジタルへ、さらにはその裏側の機械的なプロセスをも含めたユニークな視点で作品を創り出してきました。過去には数々の賞を受賞し、その実力が評価されています。これまで手作業で行ってきた現像やプリントの手法に加え、今回はオフセット印刷機を使用した大量複製のイメージを用いています。
彼の新作では、機械が生み出す意図せぬエラーや、肉眼では捉えられない不可視の存在に焦点を当てています。日常に溢れるイメージの中で、私たちが見えるものと見えないものの境界を探るこの試みは、現代の視覚文化における重要な問いを投げかけています。吉田自身がどのように機械と共に自由に表現し、それによって何が生まれてくるのか。展覧会を通じて、観客にその答えを自ら考えさせる機会を提供するでしょう。
展覧会の概要
- - タイトル: 吉田志穂個展「印刷と幽霊」
- - 会期: 2024年10月30日(水)~12月1日(日)
- - 開館時間: 11:00〜19:00
- - 休館日: 火曜日
- - 入場: 無料
会場は、東京都千代田区丸の内に位置するBUG内で、アクセスも非常に便利です。JR東京駅の八重洲南口から徒歩3分、または東京メトロ京橋駅からも徒歩圏内にあります。多くの方々に吉田の独創的な視点を体験していただく良い機会です。
アーティストの紹介
吉田志穂は、1992年千葉県に生まれ、東京都を拠点に活動しています。東京工芸大学芸術学部写真学科を卒業後、彼の作品は広く評価され、代表作には「測量|山」があります。美術館での展覧会も多数実施しており、常に新しい挑戦を続けています。
これからの吉田志穂の活動にもぜひ注目していただきたい。彼の作品が持つ深いメッセージを、個展「印刷と幽霊」を通じて感じ取ることができるでしょう。多くの芸術ファンにとって、新しい発見となることを期待しています。