横浜能楽堂が贈る能の魅力と日本舞踊を融合したトークイベント

横浜能楽堂の特別なトークイベント

横浜市保土ヶ谷区の岩間市民プラザにて、2024年11月10日（日）14時から「能・狂言ゆかりの日本舞踊」という特別なトークイベントが開催されます。このイベントでは、横浜能楽堂の芸術監督である中村雅之氏と、地元の日本舞踊家藤間恵都子さんが、能に関する長唄「綱館」をテーマに心温まるトークを繰り広げます。

イベントの概要

今回のイベントでは、2023年10月29日に横浜能楽堂で収録された、藤間恵都子さんによる「綱館」の新しい振付を取り入れた舞踊の映像が上映されます。その後、能と日本舞踊がどのように関連しているのか、藤間さんと中村さんが深く語り合います。

長唄「綱館」とは

長唄「綱館」は、日本の古典芸能の中でも特に力強い作品の一つです。この作品は、源頼光の武士・渡辺綱が鬼神と戦い、その腕を切り落とすという物語の後日譚です。腕を取り戻すために伯母の姿に化けて訪れた鬼神とのやりとりが緊迫感を生み出し、観る人の心をつかむ作品として評価されています。さらに、藤間流には本来存在しないこの曲を挑戦した藤間恵都子さんの取り組みも見逃せません。

藤間恵都子さんと中村雅之氏の紹介

藤間恵都子さんは横浜市出身の日本舞踊家で、母からの教育を受けた後、藤間藤太郎氏に師事しました。彼女は日本舞踊の普及に力を注ぎ、大学での教学、子供向けワークショップなどで活動しています。受賞歴も豊富で、文化庁芸術祭優秀賞を二度獲得するなど、その実力は確かなものです。

一方の中村雅之さんは、法政大学大学院を修了した後、横浜能楽堂の芸術監督を務める傍ら、明治大学大学院でも教鞭を執っています。数多くの著書も手掛けており、日本の古典芸能を広める活動を行っています。

イベント参加方法

イベントは自由席で1,000円。定員は120名となっており、事前申し込みが必要です。申し込みはウェブサイトまたは電話にて行うことができます。

- 日時: 2024年11月10日（日）14:00～15:30（開場13:30）
- 会場: 横浜市岩間市民プラザ 4Fホール
- 料金: 1,000円（自由席）
- 定員: 120名（事前申し込み、先着順）
- 申し込み先: WEB申込
- 電話: 045-337-0011（横浜市岩間市民プラザ受付カウンター）

このイベントは、横浜能楽堂の開館28周年を記念する特別な公演の一環として行われるものであり、トーク映像「『綱館』のみどころ」も公開されています。詳細は横浜能楽堂の公式ウェブサイトでご確認ください。

興味のある方はぜひ参加し、日本の古典芸能に触れる素晴らしい体験をお楽しみください。イベントを通じて、能と日本舞踊が持つ魅力に迫りましょう。