佐川印刷が物流業界におけるDXを強化
京都府向日市に本社を置く佐川印刷株式会社は、SGホールディングスグループの中核物流企業であるワールドサプライ株式会社の新東京営業所に大型のマテリアルハンドリング(マテハン)設備を設置しました。この設備は、昨今の人手不足や物流量の急増に対応するためのDXソリューションとして機能します。
自社開発による最先端設備
今回導入されたマテハンは、最大で毎時2,500ケースを処理できる能力を持つコンベヤラインで構成されており、幅約100メートルのスペースに展開されています。特筆すべきは、佐川印刷が独自に開発した「BCR採寸装置」が搭載されている点です。この装置は、送り状が貼られた荷物を自動で採寸・計量し、送料を自動的に計算します。さらに、BCRシステムとの併用により、荷物のバーコード情報を同時に読み取ることが可能となり、将来的なデータ活用が見込まれています。
物流の効率化を実現
佐川印刷は、これまでSGホールディングスグループの物流現場で得た知識を活用し、中小規模のマテハンをこれまでにも設置してきました。しかし、今回の大型設備の設置により、ワールドサプライの物流センターにおける年間作業時間は約30,500時間も削減されると見込まれています。作業スペースの確保と動線の最適化を目指し、コンベヤは床に設置せず、吊り下げ式が採用されています。
このマテハン技術の導入は、作業の効率化や人手の削減に大きく寄与し、物流業界において今後ますます重要な役割を果たすことが期待されています。*
逼迫する物流市場の中で
現在、物流業界はマテハン大手でも業務が追いつかず、大量の受注残を抱える状況にあります。国内のマテハン市場は既に2兆2,600億円に拡大しており、今後もさらなる成長が見込まれています。佐川印刷は、現場のニーズに基づいた独自技術を駆使し、この成長市場での競争力を高めていく方針です。
コンベヤラインの概要
- - 機械能力: 2,500ケース/時(コンベア速度60m/分)
- - 運転時間: 8時間/日
- - シュート数: 幹線仕分け6シュート、納品代行仕分け10シュート、リジェクト1シュート
- - 搬送可能サイズ・重量: 最大W60×L90×H60 cm、30kg;最小W20×L30×H15 cm、2kg
これらの機能は、業務の効率化のみならず、持続可能な物流手法へとつながる重要な一歩です。実際の稼働シーンや設備の構成は、指定のQRコードを通じて映像で確認することができます。
佐川印刷とワールドサプライの取り組み
ワールドサプライ株式会社は、SGホールディングスグループの総合物流企業であり、百貨店や大型商業施設向けの納品代行サービスを展開しています。彼らは多様な物流ソリューションを提供し、長年培った物流のノウハウを背景に、様々な業界のお客様からの信頼を得ています。佐川印刷もまた、印刷・情報加工業務を基盤に、Web制作や物流改善ソリューションの提案などを行っており、特に物流業界に特化したDX領域への取り組みを強化しているのです。
問い合わせ先
佐川印刷株式会社 営業企画室(広報担当)
TEL: 075-934-8010
E-mail:
[email protected]
このように、佐川印刷の新たな挑戦は、物流業界全体のデジタルトランスフォーメーションを促し、持続可能な未来への一歩となることでしょう。