オカネコ調査の結果
2024-11-06 13:35:11

オカネコ調査が示す投資家心理の実態と相場への影響

オカネコ投資に対するリスクへの意識調査



概要



株式会社400Fが運営する家計診断サービス『オカネコ』が、全国のユーザー776人を対象に実施した「投資に対するリスクへの意識調査」の結果が発表されました。近年の新NISAの影響もあり、投資への関心が高まっている中で、調査結果は投資家の心理と行動に新たな光を当てています。

調査結果のポイント



主な調査結果は以下の通りです:
  • - 相場下落時の行動: 約60%が「何もしなかった」と回答しましたが、投資額1,500万円以上の人の約半数は逆に追加投資を行ったとされています。これは、相場の変動をチャンスと捉える姿勢が反映されています。
  • - 後悔の声: 2024年8月の市場急変時においても、54.5%が「何もしなかったが正しかった」と感じつつ、33.5%が「投資額を増やせばよかった」と後悔しているという意見がありました。
  • - 知識不足の現実: 投資額50万円未満、投資歴1年未満の約50%は知識不足に悩んでいます。その一方、高額投資者は外部環境の見極めに苦慮していることがわかりました。
  • - 元本割れの不安: 投資経験を持たない人の64.9%が元本割れへの不安を抱えており、13.9%がリスクを理解できていない状態です。これは投資への大きな心理的ハードルとなっているようです。

投資者の行動パターン



調査によると、相場下落時に「何もしなかった」と回答した人の割合は、投資額が少額の人ほど高く、特に50万円未満の層では78.8%に達しました。対照的に、投資額が1,000万円以上の層では44.4%まで減少したことから、投資経験や金額が行動に影響を与えていることが伺えます。

さらに、投資歴が長い人ほど相場下落時に積極的な行動をとる傾向があり、特に15年以上の投資経験者においては40.9%が投資額を増やす決断を下しています。これは、経験則に基づくリスク許容度の向上が背景にあります。

経済状況の影響



調査では、回答者の41.2%が「経済状況の変化への見極め方が難しい」と感じており、特に投資歴が短い人はこの悩みを強く抱えている傾向があります。一方で、15年以上の実績がある人も外部環境の見極めに苦戦していることが示唆されています。

リスクへの理解が必要



投資未経験者の多くは、元本割れについての恐怖を強く感じていて、その背景には「リスクが何かわからない」という不安もあります。このことは、投資への新規参入をためらわせる要因となっています。

まとめ



オカネコの調査結果からは、投資経験や額に応じてリスクへの認識や行動が異なることが明らかになりました。特に、投資を行っていない人や初心者にとって、自身のリスク許容度を理解し、適切な知識を得ることが資産形成に役立つ可能性があります。今後もオカネコは、ユーザーのライフプランに応じた投資スタイルの確立を支援していく方針です。また、具体的なデータをもとに、投資スタイルに関する教育も進めていくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社400F
住所
東京都中央区日本橋兜町9-1 兜町第2平和ビル FinGATE BLOOM 4F
電話番号

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