仙台高専がディープラーニングコンテスト2025で栄光の受賞！

仙台高等専門学校の活躍が光る！

2023年5月、仙台高等専門学校広瀬キャンパスに所属する「Morinomiyako Oral Wellness」チームが、東京で行われた「第6回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2025」略してDCONにおいて、丸井グループ賞を獲得しました。この栄誉ある賞は、技術と創造力を駆使した同チームの優れた取り組みが評価された結果です。

DCONとは？

全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト（DCON）は、高専生の技術力と創造力を競う場です。学生たちは日々の学びを通じて得た知識を活かし、AI、特にディープラーニングを用いて、社会の課題を解決するための事業プランを提案します。第6回のコンテストには、過去最多となる95チームが参加し、難関の一次審査と二次審査を通過した10チームが本選に挑みました。選ばれたチームは自らのプロジェクトを紹介し、企業評価額によって競い合います。

Morinomiyako Oral Wellnessチームの作品

受賞した「Properio AI」は、歯磨きの習慣を改善し、歯周病予防につなげる革新的なシステムです。日本では50代の約半数が歯周病にかかると言われており、この問題に対処するために、磨き残しの箇所を特定し、可視化する機能を持つこのシステムが開発されました。深層学習を用いて、歯磨きの状態を分析し、ユーザーに適切なブラッシング方法を教えることを目的としています。このプロジェクトは、普段の歯磨きを見直すきっかけを提供し、健康な口腔状態を保つための手助けをします。

受賞の理由

丸井グループが「Properio AI」を高く評価したのは、社会的な課題解決に向けた取り組みの中でインパクトを持ちつつ、実際に利用される可能性のあるサービスの開発がなされている点です。歯磨きという日常的な行為に着目し、その習慣を科学的にサポートするシステムが、広い市場を持つことも受賞の要因に含まれています。

丸井グループの支援の意義

丸井グループは、すべての人が幸福を感じられる社会を目指し、人材育成に力を入れています。「将来世代の未来を共に創る」という理念のもと、高等専門学校への支援を続けており、2022年度よりDCONに参加しています。学生たちの豊かな発想と高い技術力を結びつけ、社会のさまざまな問題に対し、実践的な解決策を共に探求していくことを重要視しています。

高等専門学校生が未来を担う存在であることを受け止め、丸井グループは今後も彼らの挑戦を支援し続けていくことを宣言しています。

まとめ

DCON2025での「Morinomiyako Oral Wellness」チームの受賞は、AI技術を使った社会課題の解決に向けた大きな一歩です。高専生たちが持つ情熱とアイデアは、今後の社会に新たな価値をもたらすことでしょう。この成功は、今後のディープラーニングコンテストからも目が離せない理由となりました。