ディープテックの挑戦者たち
2025-12-25 10:17:41

ディープテック領域の新たな挑戦者たち、2025年度K-NICプログラムに選出

K-NICスタートアップハンズオンプログラムに新たな挑戦者が集結



川崎市において、ディープテック領域での起業や事業の育成を目指す「K-NICスタートアップハンズオンプログラム」の2025年度下期採択者が発表されました。このプログラムは、国立研究開発法人NEDOと地方自治体の協力のもと、革新的な技術を活用した事業が対象です。法的な書類を審査した後、面談を経て選ばれた8組の起業家が、今後のビジネス展開に期待されています。

K-NIC(Kawasaki-NEDO Innovation Center)は、ディープテック領域に特化した事業の支援を行うアクセラレーションプログラムを運営する拠点です。このプログラムは、個々の技術シーズをもとにしたビジネスの実現を目指し、短期間での集中支援が特徴です。具体的には、スタートアップが投資家(VC)からの資金調達や、事業会社との協業を目指す手助けを行います。

採択された8組の事業プラン



以下は、2025年度に採択された8組の起業家とその事業プランです。

1. チームメタルバイオテクノロジー(江口弘一)
微生物を利用した廃太陽電池からのレアメタル回収事業。

2. UPCYCLE Technologies株式会社(小木將綱)
触媒式低温炭化装置を用いた有機性廃棄物のアップサイクル事業。

3. 株式会社The IT Lab(田口好弘)
糖鎖とmiRNA解析を用いた多がん種リキッド検査。

4. ポリカループ(加藤優一)
肥料とモノマーを利用したポリカーボネートのケミカルリサイクル。

5. 株式会社bacterico(菅沼名津季)
個人専用のオーダーメイドビフィズス菌製剤。

6. みなとロケット株式会社(新井淳一)
ハイブリッドロケットによる宇宙輸送サービス事業。

7. 白銀技研株式会社(西洋介)
パーソナル電動エアモビリティ『Beedol』の開発と量産化。

8. Kanaria Tech株式会社(瀧下奎斗)
Kanaria Robotic Model(KRM):モバイル社会的ナビゲーションのための基盤モデル。

このように、各採択者はライフサイエンス、ロボティクス、環境・エネルギー、航空・宇宙など幅広い分野から選出されています。採択者は2026年1月から約2ヶ月間、経験豊富なメンターによる伴走支援を受け、事業のブラッシュアップを図ります。毎年新しい技術が登場する中で、このプログラムが起業の場となることが期待されています。

メンター陣の紹介



メンターには、各分野で豊富な経験を持つ専門家がそろい、参加者への個別指導を行います。

  • - 尾﨑典明氏(TXアントレプレナーパートナーズ副代表理事、NEDO技術委員)
  • - 岡島康憲氏(岩淵技術商事株式会社創業者)
  • - 武田泉穂氏(MVP株式会社代表取締役、株式会社ビジョンインキュベイト取締役)
  • - 前田信敏氏(NV Ventures株式会社代表取締役社長)

K-NICの役割



K-NICは川崎市、NEDO、公益財団法人川崎市産業振興財団の3者によって運営されています。起業に挑戦する方々に対し、ビジネスのアイデアを実現するための機会やノウハウを提供し、常駐するコミュニケーターが相談に応じています。プロジェクトに興味がある方は、公式ウェブサイトを訪れて詳細情報をご覧ください。

所在地や具体的な連絡先は、公式ウェブサイト上に掲載されています。起業を目指す皆さまにとって、有意義なプログラムとなることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ツクリエ
住所
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋Ⅲ 6階
電話番号
03-4405-1357

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