セーフィーのクラウドカメラが六本木ヒルズの安全を支える
東京都港区に位置する六本木ヒルズが、セーフィー株式会社の提供するクラウドカメラを導入した。近年、地域の安全と安心を重視した街づくりが求められる中で、森ビル株式会社が運営するこの商業施設では、映像データを活用した安全対策を計画している。
導入の背景とその効果
以前の六本木ヒルズでは、オンプレミス型カメラを使用していたが、そのカメラによる映像確認が限られた人間にしかできず、問題解決にも影響していた。そこで、フレキシブルな設置が可能なセーフィーのクラウドカメラが導入された。この新しいカメラによって、ただ映像を記録するだけでなく、リアルタイムでその映像を確認でき、また複数の関係者が視聴権限を持つことが可能になった。これにより、イベント時の混雑状況を多くの人が簡単に把握できるようになり、運営の透明性が格段に向上した。
実際に、動線の確認やイベント機材のレイアウトに関する確認をリアルタイムで行えるようになり、迅速な指示出しができるようになった。これにより、約6年間にわたり、施設内のアート作品や季節ごとのイベントにおいても混雑状況の把握とオペレーションの改善に寄与してきた。さらには、海外からでも同じ上映状況を確認することができるため、仕事をしている者にとっても大きな利便性となっている。
主な設置箇所と利用方法
セーフィーのクラウドカメラは六本木ヒルズ内の様々な場所に設置されており、各エリアでの利用方法も多岐にわたる。例えば、
- - イベントスペースでは、混雑状況の把握や侵入の検知が行われ、
- - 商業施設では防犯や混雑状況の把握が行われ、
- - 通路など共用部分では通行状況の確認と混雑状況を把握することができる。
このように、セーフィーのカメラは六本木ヒルズ内の安全を多方面から支えている。
今後の展望
今後は、既存のセーフィーカメラに加え、人数カウント機能を持つ「Safie One」の導入も計画している。このエッジAIカメラにより、リアルタイムでの混雑状況の把握が一層簡便になることが期待されており、都市の新たな映像活用法が模索されている。
担当者の声
森ビル株式会社のタウンマネジメント事業部に所属する加藤宗衛様は、「セーフィーを利用することで、リアルタイムで現地の状況を確認できたり、トラブル回避ができたことは大きなメリットです」と語る。特に、有事の際に映像が共有されることで、スムーズな意思疎通が図られ、迅速な対応が可能となる点を強調した。
加藤様は今後についても期待を寄せており、主要導線の数値化や混雑時のアラート機能を活用することで、さらなる安全・安心な街づくりを進めていく意向を示している。地域住民が安心して暮らせる環境を築くため、六本木ヒルズの進化は続く。
セーフィーについて
セーフィー株式会社は、クラウド録画型映像サービスを提供する企業であり、「映像から未来をつくる」というビジョンを掲げ、そのサービスを通じて人々の意思決定を支援している。同社は様々な産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を行い、映像データを利用した安全対策や業務効率化に取り組んでいる。
六本木ヒルズにおける安全対策の取り組みは、今後の都市生活における一つのモデルケースとして注目されることだろう。地域の人々が安心して生活し楽しむために、セーフィーがどのように貢献し続けるのか、目が離せない。