FC今治の本拠地、アシックス里山スタジアムの東側斜面に広がるブドウ畑で、待望のオリジナルワイン「Bari Blue」が誕生しました。このプロジェクトは近年、スタジアムを活かした新しい取り組みとして始まりましたが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
2012年、FC今治の岡田武史会長からの提案で始まったこのプロジェクト。2021年に256本のブドウの苗木が植えられたものの、土壌の栄養不足や病気の影響、さらには昨年、収穫直前に鳥に全ての実を食べられるという厳しい試練も経験。このような苦難を乗り越えたのは、地域のボランティア団体、「ヴィンヤードクルー」との活動があったからこそです。彼らとの週末にわたる共同作業を通じて、私たちは栽培技術を磨き、地道な手入れを積み重ねてきました。そのおかげで、今秋ついに初めてのファーストヴィンテージを迎える運びとなったのです。
「Bari Blue」という名がつけられたこのワインは、海や空、自然をイメージし、FC今治のクラブカラーを反映したものです。今回生まれたのはわずか9本。この少ない本数ですが、256本から始まった挑戦の結実を意味します。濃縮された思いと共に、ボランティアの皆さんと共に味わうことができたのは、何よりの喜びです。使われるブドウの量は限られており、一般販売は行わないことが決まっているため、初披露の試飲会には、協力してきた16名のボランティアを招待しました。この特別な時間は、彼らの労力と愛情を込めた成果を実感する機会となりました。
さらには、この貴重な9本の中の1本は、FC今治がJ1優勝を果たした際に祝勝会での乾杯に使うため、大切に保管されています。このように、ワイン製造はまだ始まったばかりですが、今後は栽培技術を一層向上させ、より多くのワインを地域の皆様に楽しんでもらえるよう努力していく考えです。今回の「9本」という小さな一歩から、未来の実りを夢見て、このプロジェクトが成長していくのを楽しみにしています。地域と共創しながら、愛媛県の土壌と気候が育んだ「スタジアムの味」を地域の人々に提供し続けられるよう、これからも取り組んで参ります。
詳しい情報や今後の活動については、FC今治のコミュニティサイトをご覧ください:
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ワイン「Bari Blue」詳細