株式会社フジは、スマートロッカーシステム「Quist」にヤマト運輸の荷物受け取りサービスを導入することを発表しました。2024年11月12日(火)から、Quadient傘下のPackcity Japan株式会社が提供するオープン型宅配便ロッカー「PUDO ステーション」の受取機能が「Quist」に搭載され、ヤマト運輸の「宅急便」「宅急便コンパクト」の受け取りが可能となります。
この連携により、Quist設置場所では、顧客はヤマト運輸の荷物を受け取ることができます。顧客は、ヤマト運輸が提供する個人向け会員サービス「クロネコメンバーズ」の「お届け予定通知」「ご不在通知」「My荷物一覧」から「受け取り日時・場所変更」を選択、またはヤマト運輸とシステム連携済みのECサイトから希望の受取場所を選択することができます。
荷物がQuistに納品されると、顧客はヤマト運輸から納品通知および認証コードを受け取ります。認証コードをQuistに入力することで、荷物を受け取ることができます。
フジは今後、PUDOステーション機能を導入したQuistを拡大することで、顧客の利便性向上を目指しています。
「Quist」は、商品や荷物、様々なモノの受け渡しを自動化・省人化することを可能にするスマートロッカーシステムです。バーコード・2次元コードを利用したシンプルな商品の配達・受け取り、クラウドシステムによるリアルタイムなロッカー管理・監視、各システムとのデータ連携を可能としたフレキシブルなシステムインターフェース、IPX4の防水規格、耐震・耐風試験を実施した屋外設置対応など、様々な特長を備えています。
フジは、電子部品実装ロボットおよび工作機械を開発、製造、販売するグローバル企業です。同社は、培ってきた経験と技術を生かし、ロボティクスが期待される製造や物流などの分野において、人々の生活を豊かにする商品・サービスを提供することで、社会に貢献することを目指しています。
Packcity Japan株式会社は、Quadient傘下のQuadient shippingとヤマト運輸株式会社の共同出資により設立された合併会社です。同社は、日本で複数の宅配事業者が共同で利用できるオープン型宅配便ロッカー「PUDO ステーション」のネットワークを構築することにより、顧客の利便性向上と社会的課題の解決を目指しています。今後も様々な機能を宅配便ロッカーに追加することで、宅配荷物だけでなく、事業所の商品を扱える「オープン型宅配便ロッカー」を設置し、ネットワークを展開していく予定です。