横浜に新たなXRエンターテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」開館迫る
2024年12月1日、横浜市に新しい大型XR(クロスリアリティ)エンターテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」が誕生します。この施設は、東京都に本社を置くクリエイティブカンパニー株式会社CinemaLeapが手掛け、横浜駅に直結するビルに常設されます。
この開設に先立ち、同社は9月27日からクラウドファンディングを開始し、支援者を募っています。この取り組みの目標金額は500万円で、支援者には先行体験チケットや入場券、オリジナルグッズなどのリターンが用意されています。
XRとは?
まず、その根幹を成す「XR」についておさらいしましょう。XRは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)を含む総称ですが、日本国内でのXRコンテンツの利用状況は約7%(令和5年版 情報通信白書より)と、まだまだ進展が期待されています。CinemaLeapは、こうした状況を改善するべく、質の高いXR作品を多数提供できる体制を整えています。
体験の新たな地平を
「IMMERSIVE JOURNEY」では、約1,000㎡の広さに最大75名の来場者が同時に体験可能です。この広々とした空間で、訪れる人々は次々と新しい作品を体験でき、映画館とは異なった新しい楽しみ方を提供します。また、開館初日の目玉作品として、フランスのExcurio製作による「Horizon of Khufu」が日本初公開されます。このVRエンターテインメントは、古代エジプトのクフ王とそのピラミッドに焦点を当てたもので、今までに10都市以上で100万人以上を動員した実績があります。
新たな文化の創出を目指す
CinemaLeapは、単なるエンターテインメントの枠を超え、XRを新しい文化として定着させることを目指しています。映画が映画館を通じて広く普及したように、「IMMERSIVE JOURNEY」がこの体験を具現化し、台湾やフランスなどでも行われている成功事例を日本国内に引き込む狙いです。
初公開作品「Horizon of Khufu」の魅力
「Horizon of Khufu」は、来場者がまるで古代エジプトにいるかのような感覚で、ピラミッド内部を探検できる内容です。体験者は、昔のエジプト人になりきり、壮大な冒険に身を投じます。コントローラー不要のため、参加者は自分の足で自由に動き回り、より没入感を体験できます。歴史や文化に詳しいガイドのもとでのスリリングな探検は、今まで体験したことのないものでしょう。特に、日本語訳はエジプト考古学の第一人者である吉村作治先生が監修しており、安心して楽しむことができます。
CinemaLeapの紹介
CinemaLeapは2019年に設立され、XRを駆使した新しいエンターテインメントの提供を目指している企業です。ヴェネチア国際映画祭など、国内外の映画祭でも評価されており、日本初のXR映画祭「Beyond the Frame Festival」の開催やXRクリエイターコミュニティの運営など、多岐にわたって活動しています。横浜市に開設される「IMMERSIVE JOURNEY」が、今後の日本におけるXRエンターテインメントの新たなランドマークとなることが期待されています。
クラウドファンディング詳細
- - 実施期間: 2023年9月27日(金)19:00〜10月31日(木)23:59
- - 実施サイト: CAMPFIRE
- - 目標金額: 500万円
この新しいXRエンターテインメント施設で、誰でも手軽に高品質な体験を楽しめる日がやってくるのです。未来の遊び場として、「IMMERSIVE JOURNEY」の誕生をお見逃しなく!