2025年京阪百貨店のクリスマスシーズンが開幕
2025年のクリスマスシーズンが京阪百貨店にやって来ました。今年のテーマは「ONE HEART ONE CHRISTMAS 2025 ~みんなのおもいが、ひとつのクリスマスに~」。このテーマに合わせて、同百貨店は大阪の障がいを持つアーティストたちの作品を取り入れ、心温まるクリスマスを演出することにしました。
地域のアートを取り入れたクリスマスの魅力
京阪百貨店は、株式会社大通と株式会社ライプハウスが開発した「なにわふぉんと」を使用し、パラアーティストたちの芸術作品をメインビジュアルとして起用しました。「なにわふぉんと」は地域のフォントであり、障がいあるアーティストたちの作品を通じて、福祉活動にも貢献するプロジェクトです。
今年は特に、開業40周年を迎えた京阪百貨店が人間愛の理念を再確認する機会となりました。温かみのある色使いや独創的な形状が特徴の作品は、館内のクリスマス装飾やショッピングバッグにも反映されています。
参加するパラアーティストたち
今年のメインビジュアルには、ライプハウスに所属する8名のパラアーティストによる作品が掲載されています。その中には、ダウン症のアーティスト山根由香さんや、自閉症の信谷弘光さんなど、おそれ多くも多種多様な才能を持つアーティストが名を連ねています。
- - 山根由香 - 鮮やかな色彩で描かれる彼女の作品は、見る者を魅了し、心を温かくする。個展も数多く開催している。
- - 正田真由美 - 自身の体験を背景にした思いやりあふれる作品を生み出す能力があり、自然な形で商業デザインにも対応。
- - 信谷弘光 - 繊細な幾何学模様を得意とし、魚や鳥といったモチーフを展開する独特のスタイルで注目を集めている。
この他にも、色とりどりの美しい作品を持つアーティストが参加しており、それぞれが持つ個性が一堂に会することで、より大きな絆が形成されます。
クリスマスを特別なものにする取り組み
京阪百貨店では、ただの装飾に留まらず、パラアーティストたちとのコラボレーションを通じて、来店される皆さんに「人と人とのつながり」や「共感の大切さ」を体感していただくことを目指しています。この取り組みは、クリスマスの華やかさを超えて、社会的な意義も持つものとしています。
ゆったりとしたクリスマスを感じる
このクリスマスシーズン、京阪百貨店では、温かなアートと共に、皆さんがそれぞれの思いや願いを抱いて訪れる場所になることを願っています。自家製のクリスマスショッパーやポストカードも限定販売され、来店者に素敵な思い出を提供します。
みんなの思いが一つに集まり、特別なクリスマスを演出する京阪百貨店。今年はぜひ、アートと人の温もりを感じに来てください。感じるとは、ただ目で見ることでなく、人とのつながりを再確認する、心の贈り物とも言えます。