東京イノベーション拠点「TIB FAB」が、ものづくりスタートアップ育成プログラム「TIB FAB Makers Challenge」参加者を募集開始!
東京都は、国内外からスタートアップや支援者が集まる一大拠点「Tokyo Innovation Base(TIB)」をグランドオープンしました。TIB内には、ものづくりスタートアップの実証フィールド「TIB FAB」が設置され、3Dプリンターなどの機材利用やテクニカルアドバイザーによる相談サポートを提供しています。
この度、TIB FABでは、シード・プレシード期のスタートアップを対象とした、7か月間の集中支援プログラム「TIB FAB Makers Challenge」の参加者を募集開始しました。本プログラムでは、ハードウェア製品開発に必要な知識やノウハウ、アイデアを形にするための実践的なノウハウを学ぶ研修を実施します。
さらに、プロトタイプ完成後には、パートナー連携やマッチングによる量産化、実装支援を行い、7か月間、一気通貫・ワンストップでサポートします。
プログラムの特徴は以下の通りです。
ものづくり活動拠点の提供: 3Dプリンター、レーザーカッター、電子工作機器、金属加工機、IoT機器開発に必要な電子計測器、環境試験設備などを無償で利用できます。
専門知識習得のためのセミナー&ワークショップ: 製品開発経験を持つ起業家などによる実践的なプログラムを提供します。
開発のための伴走支援: 技術相談、メンタリング、原理試作・量産試作の開発などを、参加者の段階に合わせて支援します。
ものづくりコミュニティへの参加: 起業家を中心とした横のつながりを構築します。
事業化マッチング・プロモーション機会の提供: 事業化に必要なステークホルダーとのマッチングや、製品・成果の広報PRの機会を提供します。
成果発表会: 投資家、金融機関、支援会社などを対象に、成果をプレゼンする機会を提供します。
募集要項は以下の通りです。
応募資格: ものづくりビジネスを検討し、ハードウェアのプロダクトアイデアまたは試作品を持っている個人または法人。応募時点で満15歳以上かつ中学校を卒業していること。応募者自身またはチームメンバーがプロダクト開発を行う意思があること。2025年2月までに試作開発を実現する意思があること。プログラムに一貫して参加する意思があること。
参加費: 無料(飲食費、交通費、一部材料費等は各自負担)。
定員: 30名程度(チーム参加は2名まで)。
開催形式: 原則、オンサイト開催(会場はTIB FAB、またはTIB内スペースを予定)。
応募期間は、2024年6月14日(金)~7月22日(月)9時59分です。選考は書類審査とプレゼン審査を行い、採択された参加者は8月24日(土)にキックオフイベントを開催します。プログラム期間は8月~2月(7か月間)で、3月に成果発表会(デモデイ)を予定しています。
TIB FAB Makers Challengeは、東京都が推進する「未来の東京」戦略の一環として、スタートアップの育成を支援するプログラムです。このプログラムを通して、革新的なアイデアやテクノロジーで社会を前進させる挑戦者を輩出することを目指しています。
TIB FABでは、3Dプリンターやレーザーカッターなどのハードウェア開発用機材に加え、技術やビジネス面でサポートするスタッフが常駐しています。ものづくりスタートアップの成長支援およびネットワーク拡大の場を提供することで、スタートアップが抱える課題解決をサポートし、事業化を促進していきます。
今後、TIB FABは、スタートアップや支援者にとって、より魅力的な環境を提供するため、新たな取り組みを検討していく予定です。具体的には、海外スタートアップとの連携強化、投資家とのマッチングイベントの開催、メンタープログラムの充実などが考えられます。
TIB FABは、東京都が推進するスタートアップ都市・東京戦略における重要な拠点の一つです。今後も、スタートアップの育成を支援することで、東京からイノベーションを巻き起こし、世界をリードするスタートアップエコシステムを構築していきます。