第2回東京中野文学賞が始動
一般社団法人中野区観光協会と東京中野文学賞実行委員会主催の第2回「東京中野文学賞」の最終選考委員が決定しました。この文学賞は、中野区から新しい才能を発掘し、次世代の作家を育成することを目指しています。
この度、発表された最終選考委員は小説家の
中島京子氏、映画監督の
篠原哲雄氏、作家のエージェントでもある
鬼塚忠氏の3名が昨年に引き続き、そして新たに中野区出身のマルチクリエイター
大槻ケンヂ氏が加わりました。この4名が集結することで、エンターテインメントの最前線を感じさせる選考が期待されます。
映画化や演劇化の可能性を重視
応募作品の選考においては、映画や演劇、アニメ化の可能性に目を向けつつ、幅広いテーマやジャンルの作品を対象にしています。前回大いに反響を呼んだ第1回では、200作品を超える応募があり、見事選ばれた文月蒼さんの『水槽世界』が出版されるなどの成果も上げました。
今回も多くの作品が集まることが期待されています。応募は2024年4月30日から始まり、8月31日が締め切りです。授賞式は翌年の2025年3月20日に予定されています。
新たなクラウドファンディングの実施
また、今年度からはクラウドファンディングを実施し、運営資金を集める新たな試みも始まりました。このクラウドファンディングに参加した方には「クラファン賞」の投票権が与えられ、最終選考作品に対して自分の推したい作品を選出する機会が提供されます。
文学賞を支援したい方々には、ぜひこの機会をご利用いただきたいです。クラウドファンディングページは、
こちらからアクセスできます。
最終選考委員のプロフィール
1.
中島京子
- 小説家。『FUTON』でデビューし、『小さいおうち』で直木賞を受賞。実際に映画化もされるなど、幅広い作品を手掛けています。
2.
篠原哲雄
- 映画ディレクター。『月とキャベツ』で監督デビューし、『花戦さ』では東宝映画として日本アカデミー賞優秀監督賞を獲得しています。最新作は2024年に公開予定。
3.
大槻ケンヂ
- ロックミュージシャンでありながら作家としても活躍。自身の著書は映画化される例も多く、まとめて多彩なクリエイティブを展開しています。
4.
鬼塚忠
- 作家エージェントとして自身の作品も描く彼は、多数の作家をサポートし、ヒット作品の裏で支える存在です。
まとめ
第2回東京中野文学賞は、中野区の文化を発信し、未来の作家を世に送り出す大きな機会です。サブカルチャーの聖地である中野から、多くの作品の応募をお待ちしています。文学の新しい可能性を広げるために、皆さまのご参加をお待ちしています!