ウェルスナビ、多要素認証の必須化を発表
ウェルスナビ株式会社は、2025年6月9日から、ログイン時の多要素認証を順次必須にする施策を発表しました。国内有数のロボアドバイザーとして知られるウェルスナビは、今回の取り組みを通じて安全性をさらに高め、顧客の資産を守ることを目指しています。
多要素認証とは?
多要素認証(MFA)は、利用者のIDとパスワードに加え、他の認証要素を組み合わせることで高いセキュリティを提供します。具体的には、端末の所持情報や生体情報を使った認証が選択されます。当社では、2018年からGoogle認証システムを使い、多要素認証を導入しており、利便性の高いサービスを提供していると自負しています。新たに、まだ認証アプリを設定していない顧客に対しては、メールによる追加認証も開始します。これにより、本人確認のプロセスを二重にすることでセキュリティの強化を図ります。
セキュリティ強化の背景
近年、金融機関を狙ったフィッシング攻撃や証券口座の乗っ取りが社会問題となっており、多要素認証の効果が一層注目されています。ウェルスナビではこれまで的不正取引が発生していないものの、さらなる信頼性の向上のために多要素認証を必須化することにしました。万が一、口座が乗っ取られた場合でも、個別の株式の取引はできず、第三者への不正出金を防ぐ仕組みも整えているため、顧客の資産を安全に守る体制は万全です。
今後の展望
ウェルスナビは、利便性とセキュリティを同時に高める新たな多要素認証手段を考えています。具体的には、FIDOなどの先進的な手法を採用し、信頼できるデバイスからのログインを容易にするリスクベース認証の導入も検討しています。また、セキュリティ向上に向けた普及活動も行い、顧客が自らの資産や情報の防護意識を高める支援をしていきます。
ロボアドバイザーの機能
ウェルスナビは「長期・積立・分散」に基づく資産運用を自動化し、忙しい現代人でも手軽に資産形成が可能です。利用者は、数問の質問に答えるだけで、自身に適した運用プランを得られ、スマホやPCから簡単に運用状況を確認できる利点があります。さらに、NISAを活用した非課税運用や、自動税金最適化機能など、多彩なサービスを展開し、快適な資産運用をサポートしてきました。
ウェルスナビは今後も、サービスの改善やセキュリティ強化に努め、全ての顧客が安心して利用できるよう尽力してまいります。信頼性の高い資産運用を実現するために、最新技術を駆使した取り組みを続け、顧客満足度を向上させていく所存です。