企業の安全を守る新たな試み、カスハラ対策支援パッケージが登場

エフェクチュアルが提供するカスハラ対策支援

株式会社エフェクチュアル（東京都港区）が、2025年6月30日より新サービス「カスハラ対策支援パッケージ」を開始します。このサービスは、顧客からの迷惑行為や暴言（カスタマーハラスメント）から従業員を守り、企業の信頼基盤を強化することを目的としています。

背景と概要

近年、暴言や長時間の拘束、SNSでの非難など、悪質な顧客からのクレームが増加しています。こうした問題は、従業員のメンタルヘルスや離職率にも影響を及ぼすため、企業は「カスタマーハラスメントに対する基本方針」の策定など、対策を強化することが求められています。2025年には東京都において「カスタマー・ハラスメント防止条例」が施行され、企業はマニュアルの整備や社員教育を強化する必要があります。

エフェクチュアルは、その経験とノウハウをもとに、この問題に対する新しい対策パッケージを開発しました。提供されるサービスには、AIを活用したロールプレイ研修、社労士による監修セミナー動画、そして東京都のガイドラインに基づいたマニュアル作成支援が含まれます。これにより、企業はスピーディかつ実践的にカスハラ対策を実施できます。

3つの主なサービス

1. AIロールプレイシステム: ChatGPTを搭載したこのシステムを使用し、従業員は24時間いつでもクレーム対応の訓練が可能です。自動フィードバックも受けられるため、より効果的に技術を磨くことができます。
2. 社労士監修セミナー: 30分の動画で、現場ですぐに使える初動フローを解説します。従業員にとって実践的なアプローチが学べます。
3. マニュアル整備支援: 東京都のガイドライン必須項目に基づいたマニュアルの作成もサポートします。周知物もセットで提供され、従業員は不安なく業務に取り組むことができます。

経済的なメリット

このカスハラ対策支援サービスは、東京都の「カスタマーハラスメント防止対策推進事業企業向け奨励金」の対象にもなっています。これにより、要件を満たす企業は実質的な負担を軽減し、費用対効果の高い状態でサービスを導入できます。また、奨励金不採択時には全額返金保証もあるため、企業にとってリスクを抑えた導入が可能です。

提供体制

エフェクチュアルの取り組みは、テクノロジーと専門的な知識を融合させることで現場の安心と安全を提供することを目指しています。代表取締役の田中倫明氏は、「テクノロジーで信頼をデザインする」というミッションのもと、このサービスを企画しました。エフェクチュアルは、ネット風評被害対策やWEBリスクモニタリングサービスなども行っており、幅広い分野での支援が期待されています。