経営革新等支援機関推進協議会が発表した受賞事務所
2025年7月、経営革新等支援機関推進協議会がベストプラクティス賞の受賞事務所を発表しました。受賞したのは、大阪府に位置する辻公認会計士事務所、所長は辻 泰崇氏です。この賞は、会員事務所が行った優れた取り組みを称え、他の会員に広めることを目的としています。
辻公認会計士事務所の受賞理由
辻公認会計士事務所は、その業務において以下のような特筆すべき実績を達成しました。
1.
事業再構築補助金の申請支援
所長の辻氏が独自に28件の申請に携わり、圧倒的な採択率を誇ります。この率はなんと90%以上。これは、辻氏が多様な知識と経験を用いて、顧客のニーズに応えた結果です。
2.
マーケティング戦略の強化
辻氏の事務所では、マーケティングツールを積極的に活用し、ブランド力を高めて問い合わせを増やしました。この戦略により、顧客のリーチを拡大し、事務所の成長へとつなげています。
3.
多様な経営支援の提供
税務支援を出発点に、IPO支援、M&A、補助金申請サポート、資金調達といった多岐にわたるサポートを展開。他の専門家に交代することなく、長きにわたって顧客と関わり続ける体制を整えている点が評価されました。
所長インタビュー:辻 泰崇 氏
辻氏は、自身が追求する理念について話しました。税務顧問は単なる一部分であり、より広い視野を持った経営支援を目指しています。顧客が成長する際も、他の専門家に頼ることなく、継続的な支援を行える体制を築いています。
「我々は、外部リソースやツールを活用することで、より柔軟で迅速な支援を提供しています」と辻氏は語ります。
また、推進協議会が提供する情報や資源を有効に活用し、未経験からでも短期間で多くの補助金支援を行うことに成功しました。
NewsLetter活用の成功
辻公認会計士事務所では、推進協議会の提供する「税務版NewsLetter」と「通常版NewsLetter」を二週間ごとに配信することにより、ホームページのアクセス数が飛躍的に増加しました。具体的には、ページビューが一桁から300〜500ページへと急増。
「この施策一つで、会費以上の効果を実感しています」と彼は強調します。SEO対策を行わなくても自然な検索流入が増えたことは、今後の成長が期待できる要因と言えるでしょう。
経営革新等支援機関推進協議会の役割
この協議会は、全国の税理士や公認会計士事務所が加盟する組織であり、数多くの会員事務所の中から優れた取り組みを表彰しています。今後も、より多くの事務所にサービスを提供し、日本の中小企業全体の活性化を目指します。
会社概要
- - 会社名:株式会社エフアンドエム
- - 設立年:1990年
- - 資本金:9億8,965万円
- - 売上高:170億6,637万円
- - 所在地:大阪府吹田市
- - 証券コード:4771
辻公認会計士事務所の取り組みは、多くの中小企業にとっての道標となり、業界全体においてもその影響力が広がることが期待されます。今後の活動にも注目が集まります。