Wikitude×グレープシティ
2015-07-06 10:24:51
AR開発の未来を切り開く!Wikitude社とグレープシティのパートナーシップ
AR開発の活性化に向けた新たな一歩:Wikitude社とグレープシティのパートナーシップ
2015年秋、ARアプリ開発ツールの大手企業であるWikitude社と、日本のソフトウェア開発企業であるグレープシティ社がパートナーシップを締結しました。この提携により、日本国内におけるARアプリ開発の活性化が大きく期待されています。
Wikitude社:ARテクノロジーのパイオニア
オーストリアに本社を置くWikitude社は、2008年設立以来、スマートフォンやタブレット、スマートグラスなどにおける拡張現実(AR)テクノロジーのリーディングカンパニーとして、数々の賞を受賞しています。Metaio社(Apple社に買収)と並びARテクノロジーのパイオニア的存在として知られています。
彼らの主力製品であるWikitude SDKは、開発者にとって非常に強力なツールです。HTML5、JavaScript、CSSといったWeb標準技術を用いてARアプリを開発できるため、AndroidアプリとiOSアプリの両方を効率的に作成できます。さらに、スマートグラスアプリ開発にも対応しており、幅広いデバイスへの対応が可能です。
Wikitude Studioは、プログラミングの知識がなくてもARコンテンツを作成・管理できるWebサービスです。直感的な操作でAR体験を制作できるため、初心者にも使いやすいツールとして注目されています。
大規模なARアプリ開発を想定したWikitude Targets APIも提供しています。これは、WebサイトのCMSに保存されている画像を、Wikitude SDKで認識可能なターゲットに変換するAPIです。大量の画像を効率的に活用したい企業にとって非常に有用なツールと言えるでしょう。
グレープシティ社の役割:日本市場への架け橋
グレープシティ社は、長年に渡り日本のソフトウェア開発者のニーズを深く理解し、多様な開発支援を行ってきた企業です。Wikitude社の製品を日本市場に導入することで、国内のAR開発を促進する重要な役割を担います。
具体的には、日本語マニュアルや技術サポートの提供、Wikitude製品の日本語化など、日本の開発者にとって使いやすい環境を整える予定です。また、Wikitude製品に関する最新情報や活用方法、国内市場の動向などを発信するFacebookページも開設する予定です。
AR市場の成長と期待
世界的な市場調査では、AR/VR市場は2020年に1500億ドル規模に達すると予測されています。この市場の成長を背景に、日本国内でのARアプリ開発の需要も高まると予想されます。グレープシティ社とWikitude社のパートナーシップは、この成長を加速させる大きな力となるでしょう。
Wikitude社CEO Martin Herdina氏のコメント
Wikitude社のCEOであるMartin Herdina氏は、今回のパートナーシップについて、「グレープシティ社との協業により、日本の開発者の方々に当社のテクノロジーを提供できることを大変嬉しく思います。グレープシティ社の日本の開発者に対する深い理解と経験は、素晴らしいパートナーシップを築く上で大きな期待となります。」とコメントしています。
まとめ
グレープシティ社とWikitude社のパートナーシップは、日本におけるAR開発の活性化を促進し、AR市場の更なる発展に貢献すると期待されます。今後、両社の連携により、どのような革新的なARアプリが誕生するのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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メシウス株式会社
- 住所
- 宮城県仙台市泉区紫山3-1-4
- 電話番号
-
022-777-8210