高専生の創造力が開花!SMBC日興証券「高専インカレチャレンジ第五弾」最終審査会レポート
SMBC日興証券株式会社と一般社団法人Sanpo Associationは、2024年7月15日に「高専インカレチャレンジ第五弾」の最終審査会を開催しました。このイベントは、全国の高専生が企業のリアルな課題解決に挑むイノベーションチャレンジです。
今年のテーマは「社会実装に向けたアイデア出し」。参加した29名もの高専生は9つのチームに分かれ、企業が抱える「人事」「企画」「調査」など、さまざまな課題に対して、熱心に取り組みました。
起業家精神と技術力を融合したアイデアが続々!
各チームは、起業家を中心とする高専卒業生のメンターからアドバイスを受けながら、独自のアイデアをブラッシュアップ。最終審査会では、審査員団に対して、完成度の高いプレゼンテーションと実演を披露しました。
特に印象的だったのは、金融商品投資に関する知識を楽しく学べるすごろくゲーム「株のこ のこのこ こしたんたん」です。このゲームは、鳥羽商船高専、東京高専、長岡高専の学生チームが考案しました。
ゲーム内で金融商品を購入したり、投資に関するクイズに挑戦したりすることで、楽しみながら投資の基礎知識を学べる点が評価されました。
また、Z世代をターゲットにしたスマホゲーム「SMBC GAME」も、高い評価を獲得しました。仙台高専、長野高専、香川高専の学生チームが開発したこのゲームは、投資とメタバースを融合させ、仮想空間内の株価が実際の株価と連動する点が特徴です。
ゲーム内で投資を学んだポイントは、リアル世界での投資にも活用できるため、仮想空間と現実世界の垣根を超えた斬新なアイデアとして注目されました。
さらに、営業員の営業効率化mapアプリ「ニッコー君」も、特別賞を受賞しました。秋田高専、石川高専、長岡高専の学生チームが考案したこのアプリは、位置情報を利用して、営業員の過去の面談履歴や効率的な営業経路を提案することで、営業活動の効率化を支援します。
高専生と企業の連携が未来を拓く
今回の「高専インカレチャレンジ第五弾」は、高専生が持つ潜在的な能力と、企業が抱える課題を結びつけることで、新たなイノベーションを生み出す可能性を示しました。
SMBC日興証券は、今後も高専生との連携を強化し、彼らが社会で活躍できる機会を創出していく方針です。
高専生たちの革新的なアイデアは、社会に新たな風を吹き込み、未来を拓く力となるでしょう。