日本文化における「香り」の重要性を体感できるPopupショップが、2025年7月23日から8月11日まで佐賀県の嬉野温泉にある和多屋別荘で開催されます。このショップは、日本香堂ホールディングス監修の書籍『日本の香』の発売を記念して設けられたもので、香りにまつわる深い歴史や魅力を体験する機会が提供されます。
Popupショップは「香りにふれる」というテーマのもと、1500年にわたる香りの歴史を3つの要素、すなわち「香りをたどる」「香りをかんじる」「香りをあじわう」で表現します。訪れる人々は、書籍『日本の香』が持つ独自の世界観を、ビジュアルを通じて感じることができます。特に国内外の研究者や調香師のインタビューを交えた展示が特徴で、多角的に香りを楽しむことができます。
さらに、特に注目なのは、8月9日(土)に予定されているスペシャルイベントです。ここでは、香りに関するワークショップやトークイベントが開催され、限定6名のプレミアムチケットも用意されています。このチケットには、香りに関する様々な体験がセットになっており、まさに特別な一日を過ごすことができます。
Popupショップの展示内容は、視覚だけでは得られない「香り」を多様な方法で感じられるよう工夫されています。「香りをかんじる」ゾーンでは、日本香堂の代表商品や特別商品を実際に嗅いで体験できるコーナーが設置され、香りの魅力を直接味わえます。また、購入も可能なので、自分だけの香りを見つけることができるかもしれません。
次に「香りをあじわう」ゾーンでは、新進気鋭の詩人・葦田不見氏による香りの表現作品が展示されます。来場者から寄せられた「私のしあわせな香り」とそのエピソードも合わせて紹介され、香りに言葉を与えることで新たな体験を提供します。これにより、香りが持つ独自の文化的、歴史的背景を理解する助けにもなるでしょう。
今回のイベントは、ただ香りを楽しむだけでなく、日本の香道や文化に触れる貴重な機会です。「香りを聞く」という言葉が表す通り、香りは見ることはできませんが、それを感じ取ることで新たな感覚を得られます。そして、Popupショップでは、香りを心で感じ取り、ディスカッションやアクティビティを通じて、参与する人たちが香りの魅力を深く理解することができるでしょう。
訪れる人々は、和多屋別荘の落ち着いた雰囲気の中、香りにまつわる様々な体験を通じて、心の旅を楽しむことができます。ぜひ、これらの香りの体験を通じて、日本文化の一部である『香る』を再発見してみてください。ぜひ足を運んで、自分自身の香りとの新しいつながりを楽しんでください。