大江戸時代の法律と戦いを描く『口八丁堀』
江戸時代を舞台にした新たな時代劇『口八丁堀』が、ついに第2巻を迎えます。この作品は、実在の法律をもとにした斬新なストーリー展開が特徴です。著者は鈴木あつむで、彼の過去作品にも多くのファンがいます。
2025年7月14日の発売に先立ち、リイド社は全話無料公開を実施。期間は7月7日から7月13日まで、作品を知らない方も気軽に楽しむことができます。このキャンペーンを利用して、新しい読者層を獲得しているのです。
物語の魅力
『口八丁堀』は、法治主義をテーマにした作品で、主人公の平津内之介は罪人の量刑を検討する部署《例繰方》に所属しています。業界では、その辛口な言葉で知られる彼は、娘の仇を20年間追い続ける傍ら、冤罪についても深く考えるようになります。この複雑な感情が物語に深みを与え、読者を惹きつける要因となっているのです。
法律バトルの新機軸
作品中では、実在する法典『御定書百箇条』をもとにした言の刃仕合という法律に基づくバトルが繰り広げられます。これはただのバトルではなく、法律という視点から罪を斬る新しいアプローチです。この独自の表現方法が、他の時代劇とは一線を画しています。
メディアでも注目の存在
この作品は、田島隆氏と星野泰視氏がタッグを組んだ『公事師の弁』についても取り上げられるなど、高い評価を受けています。また、読売テレビでの『川島・山内のマンガ沼』では、2025年のおすすめマンガとしても紹介されています。このようなメディアでの露出が、作品への期待感を高めています。
作品の基本情報
『口八丁堀』第2巻は、168ページからなるB6判のコミックです。定価は900円(税込)で、ISBNは978-4-8458-6936-7となります。リイド社は1960年に創業し、74年には設立。出版事業を中心に幅広く活動しています。
読者も注目するこの異色の時代劇。全話無料公開のこの機会に、ぜひその世界観に触れてみてはいかがでしょうか。詳細は
コミックボーダーや
ニコニコ静画で確認できます。