本格四川料理の冷凍食品が誕生
和歌山にある「你好(ニイハオ)」は、本格的な四川料理で知られるお店です。近年の飲食業界は、人手不足や原材料の高騰といった厳しい状況に直面していますが、ニイハオは新たな挑戦を始めました。それが、冷凍食品事業です。
ゼロフリーザーを駆使した高品質の凍結技術
今回の冷凍食品事業では、「株式会社ゼロカラ」が提供する液体急速凍結装置「ZERO FREEZER(ゼロフリーザー)」を使用しています。この技術を導入することによって、四川料理特有の香りや辛味、そして旨味を損なうことなく、短時間での凍結が実現しました。
ゼロフリーザーの特許技術は、液体凍結槽内で棚を高速に上下させるもので、通常の凍結機よりも圧倒的に短い時間で食品を凍結できます。これにより、本格的な中華料理の複雑な味わいをそのまま封じ込めることが可能となり、消費者から高く評価されています。
新たに登場する冷凍中華惣菜
ニイハオは2025年12月上旬に冷凍食品の第1弾として、以下の3品を発売予定です。
1.
四川麻婆豆腐
2.
四川エビチリ
3.
四川中華丼
今後はさらなる品揃えを予定しており、来期には5品の追加を目指しています。これにより、冷凍食品のお取り寄せ市場への本格参入を果たします。
中〜高所得者層をターゲットにした販売価格は、3品セットで約3,580円になる見込みです。
四川料理の伝統を受け継ぐ味
ニイハオは、四川料理の巨匠・陳建民氏の系譜を引く深川耕司代表が運営しています。独自の製法で仕込む辣油や甜麺醤、芝麻醤、XO醤など、多彩な調味料を駆使し、既製品では決して味わえない本格的な四川料理を提供しています。
今回、実店舗に頼らない新業態として冷凍食品販売を始める背景には、長年の味作りのノウハウを活かしたいという思いがあります。ゼロフリーザーを使って作られる高品質な商品は、全国の多くの家庭に届けられることになるでしょう。
消費者へ伝わる品質の証
また、ニイハオの冷凍食品には「ゼロフリーザー凍結品」というシールが貼付される予定です。これは、ゼロフリーザーによって凍結された高品質な商品であることを示し、消費者に安心を提供する取り組みです。
ゼロカラはこれからも「ゼロフリーザー凍結品」をブランドとして確立し、高付加価値の凍結商品を推進していく方針です。
まとめ
和歌山のニイハオが展開する冷凍四川料理は、厳しい飲食業界の動向に対して一石を投じる案件です。新たな冷凍食品市場への参入は、他の飲食店にとっても注目すべきトレンドとなりそうです。今後の展開に期待が高まります。