防衛の未来を切り拓く、中村徹元海将補がビーマップ顧問に就任

宇宙・防衛事業に新たな局面を迎えたビーマップ

株式会社ビーマップ（東京都千代田区）では、元海上自衛隊海将補の中村徹氏を新たな顧問として迎えることを発表しました。2025年11月25日付での就任が決定し、同社の宇宙・防衛事業の展開に対する期待が一層高まっています。

中村氏は1971年に東海大学工学部宇宙工学科を卒業し、海上自衛隊に入隊。その後、各種装備に関する計画や調達、立案などを幅広く経験してきました。2004年には海将補に昇進し、彼の経歴は防衛分野での豊富な知識と経験に裏打ちされています。これまでの活躍により、2021年には瑞宝小綬章を授与されています。

ビーマップは、今後中村氏の知見を活かし、2023年に設立した宇宙・防衛事業準備室の活動を本格化させる計画を持っています。特に、中村氏の経験が「海」の防衛に関する事業の構築に大きく寄与することが期待されています。これにより、「陸」「海」「空」といった各防衛分野のエキスパートが揃い、企業全体での防衛力が強化される見込みです。

中村徹氏の略歴

中村氏は、その長いキャリアの中で、数々の重要ポジションを歴任してきました。彼の経歴は以下の通りです：

- 1971年3月：東海大学工学部航空宇宙学科卒業
- 1971年4月：海上自衛隊入隊
- 1991年3月：海上自衛隊幕僚部装備部航空機課航空機班長
- 2004年9月：防衛省海上自衛隊海将補
- 2004年11月：住友精密工業株式会社顧問
- 2021年11月：瑞宝小綬章授章

このような経歴から、彼は防衛業界において非常に優れた専門知識を持つ人物として知られています。

代表取締役社長のコメント

ビーマップの代表取締役社長、杉野文則氏は、新たに顧問に迎えることになった「陸」「海」「空」の防衛エキスパートたちに対して感謝の意を表し、彼らの経験が企業にとって大変貴重なものであると述べました。特に、彼らの持つ技術に関する知識が、今後の海外製品販売や自社製品の通信分野において重要な役割を果たすことを期待しています。

また、杉野氏は、防衛に関する現場の意見が企業の成長に不可欠であるとの認識を示し、過去の経験をもとにしたアドバイスが今後の発展に寄与することを確信しています。

今後の展望

中村氏の顧問就任により、ビーマップは防衛事業の専門性を高め、新たなビジネスモデルの構築を進める意向です。特に、通信技術が今後の防衛において鍵となるため、これに対する技術的なアプローチが重要視されています。各防衛分野のエキスパートたちの協力を得ながら、ビーマップは宇宙・防衛事業の発展に全力を注ぐことでしょう。これにより、新しい時代の防衛ビジネスへの挑戦が期待されています。