国立新美術館でバウハウスの魅力を探る
2025年3月19日(水)から、東京・港区の国立新美術館で「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」が開催されます。この展覧会は、モダンデザインの先駆者たちが新しい住まいの概念を探求した結果、私たちの暮らしがどう変わったかを探るものです。特に、バウハウスが持つデザイン思想に焦点を当てた「リビング・モダニティ today」では、ドイツの家具ブランドTECTAがその魅力を伝えます。
TECTAがもたらすバウハウスの影響
バウハウスは、20世紀で最も影響力のあるデザイン運動の一つであり、短い期間で多くの革新的な家具やデザインを世に送り出しました。特に、TECTAは、バウハウスのデザイン哲学を受け継ぎ、高品質な家具を現代に復刻・製造し続けています。彼らのブースが展覧会に出展されることで、来場者はバウハウスの名作に触れ、デザインの背景や哲学について深く学ぶことができます。
特別トークイベント『MODERNITY OF BAUHAUS』
展覧会の開催期間中の3月23日(日)11:00から、TECTAのCEOクリスチャン・ドレッシャー氏を迎えて特別トークイベント『MODERNITY OF BAUHAUS』が開催されます。彼の実体験や、TECTAがどのようにバウハウスの精神を現代のデザインに生かしているのかを語る貴重な機会です。
このイベントは事前エントリー制で、定員は先着100名。参加費は無料ですが、申し込みには限りがありますので、早めに登録をお勧めします。
展覧会の見どころ
「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」では、機能性とデザイン性を兼ね備えた新しい住まいの概念を諸々の視点から探求します。展示内容は、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという7つのカテゴリに基づいており、来場者は当時のデザインがどのような影響を持ったのかを感じることができるでしょう。
特別展示『TECTA MIT MARUNOUCHI』
さらに、同時開催として「TECTA MIT MARUNOUCHI」と題したバウハウスとTECTAの名作家具展も行われます。この展示では、バウハウスの代表的なデザイナーたちが創り出した家具が一堂に集まり、その歴史と価値を知ることができる貴重な体験となります。特に、ジャン・プルーヴェとの交流を示すスケッチや実物の展示も予定されています。
開催概要
- - 会期:2025年3月19日(水)~6月30日(月)
- - 会場:国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2)
- - 開館時間:10:00~18:00、金・土曜日は20:00まで
- - 休館日:毎週火曜日
- - 観覧料:一般1,800円、大学生1,000円、高校生500円(中学生以下は無料)
バウハウスの影響下にあるモダンデザインが、どのようにして現代の私たちの生活に息づいているのかを、直接体験できるこの機会をぜひお見逃しなく。