GMOグローバルサインの戦略
2025-11-17 14:23:12

GMOグローバルサイン、証明書ライフサイクル管理戦略を発表

GMOグローバルサインが発表した証明書ライフサイクル管理戦略



GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が、新たな証明書ライフサイクル管理(CLM)戦略を発表しました。この戦略は、デジタルセキュリティと運用の効率性を高めることを目的としており、同社の「LifecycleX by GMO」と、今後提供予定の「Atlas Discovery」、さらにCyberArk社との提携による「CyberArk Certificate Manager」の3つの製品を組み合わせたものです。これにより、企業に対して最適なCLMソリューションを提供し、SSLサーバ証明書の管理を効率化します。

CLM戦略の背景



証明書ライフサイクル管理における動きがなぜ重要かというと、2025年4月にはCABF(CA/Browser Forum)によってSSLサーバ証明書の有効期限を短縮する方針が正式に採択されたからです。現行の有効期限は1年以上ありますが、2029年までには47日まで短縮される見込みです。この変化がもたらす影響は大きく、企業にとっては運用負担の増加を意味します。これにより、発行から失効までのサイクルが短縮されるため、更新作業が頻繁に求められ、セキュリティインシデントのリスクが増加することが予想されます。

たとえば、更新忘れや遅延が発生すれば、サービスが停止したり、通信が未暗号化になるなどの問題が引き起こされる可能性があります。このようなリスクの増大は、顧客満足度やブランドの信頼性にも大きな影響を与えるでしょう。また、業務の負担も増し、従来の数倍の頻度で証明書を管理する必要があるため、効率的な運用が難しくなることが懸念されます。

それに対抗するためには、証明書の運用可視化と自動化が不可欠です。GMOグローバルサインは、このような課題を解決するための包括的なCLM戦略を推進します。

三層構造の戦略概要



GMOグローバルサインが提案する三つのソリューションは、以下の通りです:

1. LifecycleX by GMO - オンプレミスまたはプライベートクラウドでの運用を行う企業向けのソフトウェア。
2. CyberArk Certificate Manager - クラウドでの運用を行う企業向けのSaaS型サービス。
3. Atlas Discovery(提供予定) - 証明書管理の可視化と管理を支援するサービス。

これらのソリューションは、証明書の発行から失効、棚卸しまでのプロセスを一元的に管理し、セキュリティ強化と業務効率化を図ります。また、アラート通知や監査対応レポートなどの機能も充実しており、企業のセキュリティ基盤を支えるものとなっています。

未来に向けたGMOグローバルサインの取り組み



GMOグローバルサインは、業界が直面する大きな変化に対し、未来を見据えた戦略で柔軟に対応していきます。これにより、顧客のデジタルトラストを強化し、安心・安全なデジタル社会の構築に寄与することを目指しています。同社はこれまでの信頼性と技術力を基に、企業のステークホルダーにより高い価値を提供し続けることでしょう。

お問い合わせ先



GMOグローバルサインに関する詳しい情報やサービスについてのお問い合わせは、公式ウェブサイトもご覧ください:

https://jp.globalsign.com/contact/customer/

このような包括的な戦略を通じ、GMOグローバルサインは企業のデジタルセキュリティをさらに強化し、顧客の信頼を得るための従来の枠を超えた取り組みを進めています。


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会社情報

会社名
GMOインターネットグループ
住所
東京都渋谷区桜丘町26-1セルリアンタワー
電話番号
03-5456-2555

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