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日本で見られるカモたちを紹介する『にっぽんのカモ』

2023年11月10日に株式会社カンゼンが発売するビジュアルガイド『にっぽんのカモ』は、私たちの身近な鳥であるカモの魅力を余すところなく紹介します。日本に生息するカモを約50種、美しい写真と共に解説し、その特徴や生態について深く掘り下げる内容となっています。

本書の特徴

『にっぽんのカモ』は、カモ類の世界への入り口を提供する一冊です。日本各地に生息しているカモたちがどのように生活し、何を食べ、どう繁殖するのか、またその視覚的特性や多様性について学ぶことができます。カモは冬鳥の代表的存在で、特にガンやハクチョウと共に水辺を賑わせる存在です。身近にいることでその魅力を見落としがちですが、本書を通じてその豊かな世界に触れてみることをおすすめします。

色とりどりのカモたち

本書には、日本国内で記録されているカモ類53属174種の中から、観察可能なカモたちが幅広く紹介されています。特に、カモにはオスとメスで異なる羽毛の色や形態があり、その「性的二型」についても詳しく解説されています。特集コーナーでは、カモの羽毛の特徴、換羽の仕組み、さらには他種との自然交雑に関する知識まで掘り下げています。

バードウォッチング初心者へ

カモは夜行性であり、日中は水面で休む姿をよく見かけます。これにより、バードウォッチング初心者でも比較的観察しやすい鳥です。しかし、その魅力を理解するためには知識が習得不可欠。本書では、カモの生態や行動に関する知識を提供し、興味をさらに掻き立てます。たとえば、カモには特定の行動様式があり、食事時の逆立ち採食や水浴び、羽づくろいなど、ユニークな行動を観察することができます。

雑種ガモとその魅力

特別なセクションでは、「にっぽんの雑種ガモ」の魅力も探求します。多くのカモたちが自然に交雑を行い、多様な形態が生まれることは、カモを見つめ直す新しい視点になります。これまであまり知られていなかったカモの一面を知ることで、より深く愛着を持って観察できるでしょう。

カモ観察スポット

また、本書には日本国内でカモが観察できるスポットガイドも掲載されており、実際にカモを見るためのヒントを得ることができます。これからのシーズン、カモたちの渡来を見逃さずに、冬の水辺で貴重な観察体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

編集者・監修者の紹介

監修は、小宮輝之氏。彼は動物園での長年の経験を持ち、様々な動物に関する知識と情熱をもって観察し続けています。彼の指導の下、カモの美しさや奥深さが実に魅力的な形で表現されています。編集を手がけるのはポンプラボで、鳥類に関する数々の企画を手掛けてきた実績がおります。彼らの情熱が、本書全体に込められています。

このように『にっぽんのカモ』は、単なるガイドブックを越え、知識と観察の楽しさを提供してくれる一冊です。この秋、冬に向けて、カモに特別な興味を持つ良い機会にしてみてください。

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